カテゴリ:映画、テレビ
「大きなリンゴの木の下で」
NYを舞台にしてる映画なので気になってたけれど、あっとゆうまに劇場上映終了。と思ったら既にDVD市場に出回ってたので早速オンライン鑑賞。この作品、今ちょうど日本で公開されるらしい。 いくつもの個別の短編から成る映画。でも、誰かと誰かがどこかでつながってたりするので、とにかく登場人物の位置づけを確認しながら気合い入れて観てないと「落ち」る。 役者陣が豪華。ジュリー・クリスティーやジョン・ハート、マギーQらの存在感には圧倒されたし、イーサン・ホークも演技が非常に上手い。 我が愛しのナタリー・ポートマンもご活躍。役者としてだけでなく監督としても。 基本的に、NY市内のとある男女二人(高校生から老夫婦まで)に焦点を当て、いろいろな愛の形を描きだす。人種のるつぼだけあって、ユダヤ人、インド人、中国人など多くのガイジンさんたちの日常、非日常が次々と描かれる。 残念ながら日本人は出演してないけれども、なんとニッポン代表で岩井俊二も一作監督していた。これがまた秀逸。特に音楽の使いかたが実に粋。氏の作品を全く観てなかった自分を恥じた。 僕自身としてはこの作品、NYを舞台にしてるというだけで贔屓目に観てしまうけれども、冷静に考えると 全体的にお上品すぎる映像ばかりでちょっと鼻につくのと、筋の展開が浅くて物足りなく感じてしまった。短編だから心の奥底に響きにくいのは仕方ないか。 雪が降ってて外出したくない日にのんびり自宅で観るぶんには適度に楽しめる映画かと。 ま、前作?の「パリ、ジュテーム」ほど散漫ではなかったので良しとする。 ちなみに、この映画の続編、つまりパリ編NY編につづく三部作の最後を飾るのは、もしかして東京かもしれない。となると題名は「トーキョー、ワタシワアナタヲアイシテイマス」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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