カテゴリ:音楽(クラシック)
「Haydn, Go seek」
![]() 今日はカルテットの練習日。前半はハイドン。Vn1 ピーター、Vn2 僕、Va ジュディ、Vc ジャン。 全然有名な曲ぢゃないけど、作品33の5。 第1楽章が非常に面白かった。どうやら、How Do You Do? だかという愛称のついてる曲らしい。予断を許さぬ展開にドキドキワクワク。 2楽章ラルゴは短調。セカンドのパート譜を見た瞬間にビビビッと来た。先の1楽章もかっこよかったことだし、名曲な予感。メンデルスゾーンのカルテットの緩徐楽章的な珠玉の一品が期待できそう。 が、実際に音にしてみると、楽器間の均衡感にやや欠ける。 3楽章スケルツォも奇妙。弾きながら四人で顔を見合わせて「なんじゃこりゃ?」。字余り的な強引なフレーズ展開に苦笑する。 4楽章は変奏曲。おいらセカンドを除いては激しく盛り上がる。この音型はいわゆるシチリアーノってやつかもしれず、音楽学的には重要な位置を占める楽曲だったりして。 結論。1楽章は素晴らしい。後の楽章に行くにつれ衰退していく。ま、今後二度と弾くことはないと思われ。 <追記> ところで、多産系作曲家ハイドンを語るうえで、こちら英語圏の音楽家らが好む駄洒落、「ハイドン、Go seek」。←かくれんぼ Hide & (Go) seekにかけてる この曲がいい例かと思う。ハイドンの楽曲は、決して受け身ではなく、一つひとつせっせと弾いてみて自分好みの曲を探し求めていく(Go seek)しかないわけで。 ![]() ↑先月、欧州でハイドンゆかりの地を訪ねまくってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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