カテゴリ:映画、テレビ
「あれから僕たちは何かを信じてこられたかなぁ」(評価 ★★★★★ 満点五つ星)
パキスタンの伝統音楽家たちを描いたドキュメンタリー。自分たちの音楽を次世代に継承しようと地道に努める一方で、米国に飛び、NYのジャズ楽団と共演することになる。 日本で現在公開ちゅう。http://senlis.co.jp/song-of-lahore/ <感想> 映画前半はまったりしてるので、パキスタンという国によっぽど興味のある人でないと退屈するかも。でも後半NY入りし、公演に向けての稽古をするあたりからじわじわ盛り上がってくる。 甘いとは思いつつ五つ星を差し上げたい。おすすめ度という意味で文句なしに満点。ぼくを含む多くの人にとって、パキスタンを舞台にした映画を観る機会はほとんどないはず。彼らってば、インディアンっぽくもありアラビアンっぽくもあり、なにより妙に滑らかなウルドゥー語の響きがなぜか郷愁を誘う。 それにしても、政情が安定せず、芸術的に表現することを抑圧されたという事実に驚く。そしてそんななか決してめげずに、てゆーかやや楽観的に?音楽活動を続けている彼らにも脱帽。奏法が確立してて譜面が存在する音楽ならともかく、きちんと人から人へと伝承していかなきゃない類の芸術なわけで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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