カテゴリ:観劇・ライヴ
今日からブログを開始します。まずは最近一番感動したことから。
8月26日、兵庫県立芸術文化センターへアイススケートの【スワン・レイク】を観に行きました。数々の大会でのロシア人メダリストの舞台で、狭いリンクの中を少ない助走でトリプルアクセルをきめたり、男性一人が女性三人を抱き抱えて滑ったり、宙を舞ったり、氷の真ん中に炎のリンクが出現したりと見事なパフォーマンスでした。 白鳥の美しさとスケートは優雅で華やかでとてもよく合います。 スケートといっても、ちゃんとバレエのように要所要所では爪先立ちになりお馴染みのポーズをとるんです。 反対に悪者の魔術師役の人は力強くメリハリとスピード感があり、不気味さも怒りも上手く表現していました。席が前から2列目だったため、表情もよく見れて、氷も飛んでくるし ドライアイスの煙に まかれながら一体となって観賞できたのは幸運でした。 たぶん出演者の匂いかな、かなり近いためか私の場所までも匂ってきて、でもそれが私の中にあるオーストリアな香り(勿論、オーストリアが舞台ではありませんが)と一致して、何よりオーストリアが好きな私は幸せに浸っていました。 そして出演者は観客ときちんと目を合わせて笑顔をくれます。 特にジークフリート王子の親友ベノ役の<アンドレイ・ペンキン>氏の笑顔はこの上なく親しみやすくチャーミングでした。 前半はその演出に釘付けになり、後半は彼らの演じる役の感情が胸に響き 痛い程伝わってきました。 怪しくも美しいオディール、その彼女に惑わされ一瞬でも我を忘れてしまう王子。その裏切りに動揺し悲しみにくれるオデット。 自分の過ちに気付き、どうしようもない後悔に打ちひしがれた王子の姿。 そして何より最後の最後で二人結ばれた歓喜。 表情だけでこんなに心に染み込んでくるとは驚きでした。 目新しさだけでなく実力も持ち合わせた素晴らしいものでしたので、機会があれば又観たいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.06 06:02:58
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