ゴクリ。 ザルツブルク空港に降り立った私は、唾を呑みタクシーに乗り込みました。 空港から市内まで、車でおよそ10分ほどの距離。 金額は12、3ユーロも掛かりますが、荷物の多さと長旅の疲れに負けてホテルまでの往復はいつも贅沢にタクシーを拾います。 すでに暗くなった道のりを抜け、街の灯りが賑わいを見せる頃、趣きのある短いトンネルに入ります。 その向こうに歴代の大司教の"馬洗い池"があり、装飾看板が可愛らしい通り"ゲトライデカッセ"へと繋がっていきます。 そろそろ後ろを振り向くとザルツブルク城が見えてくるでしょうか。。。 お城に見とれる間もなく、ザルツァッハ川を挟んで現れる『Hotel Sacher』! 「あれがホテル・ザッハーね!」 ここで私はいつもドライバーさんにそう声を掛けます。 「ザッハートルテはお好き?」この質問も必ずします。 「もちろんだよ。」 やはりオーストリア人にとって、ザッハートルテは世界に自慢できる代物なのです。^^ ゴクリ。 対戦日は本日、到着日と決めていました。 『ザッハートルテ vs picchuko』第4戦☆ *これは、('07.10.03日記)、('08.01.03日記)に続く『トルテ戦争』シリーズです。(*^_^*) ホテルに荷物を置いた後、いざ出陣! ミラベル宮殿に立ち寄って"モーツァルトコンサート"のチケットを購入した私は、それまでの小一時間をカフェ・ザッハーで過ごすことにしました。 日本から長時間の飛行を経て、この気だるい感じが程好いのです。 気合いを入れて挑んでも、逆に空回りしてしまうことは一年前に証明済みですから・・・。^^; 本家ザッハートルテの甘さは、かなりの甘党と自負する私でさえこれまで征服することができませんでした。 けれど私にとって、フランツ・ザッハーによって考案された世界に名高いチョコレートケーキ以外は『ザッハー・トルテ』ではありません。(`ヘ´) 堂々と現れたザッハートルテは、心持ち生クリームが多くなったような、、、?! 砂糖なしの生クリームによって甘さが抑えられるはずなのに、私にとってはいつもそれが裏目に出てしまうのです。(T_T) ゴクリ。 「ますます貫禄が出てきたな、ザッハートルテよ。」 恐る恐るフォークを突き刺します。 美味しい!!!!!(≧ω≦)b えぇ~、こんなに美味しかったっけ~♪(≧ω≦)b やはりザッハートルテは最高です。^^☆ 今回はパクパク、パクパク フォーク?が進みます。 今度こそ勝利は私かな!?(笑) 2004年から続くこのトルテ戦争。しかし、なかなか相手もしぶといです。 最後の最後、チョコレートの塊に泣きました~。うぅぅ、めっちゃ甘過ぎだよ~。(ToT) 本当のトルテ戦争『ザッハー vs デーメル』は裁判決着までに10年も掛かったというのですから、私の戦いはまだまだ"ひよっこ"のようなもの。 次回は作戦を変えていきます☆ この甘えさを倒そうとするのではなく、お友達になれたらいいかなぁ~なんて。 結局、あの甘さが強烈過ぎれば同じことですけどね~。(^。^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.18 21:51:37
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