カテゴリ:旅行記 NZ '01.7月~'02.3月
前回の日記では、ニュージーランドの真夏の海をアップしましたが、今日は初春のタスマン海をお届け致します。^^
タスマン海に面した南島の西海岸゛ウェストコート"と呼ばれる地域は、 ニュージーランド内でも有数の降水量を持ち、それによって育まれた深く濃い緑の森と、断崖の切り立った海岸線がどこまでも続きます。 私と親友C子は、山岳地帯の景色が美しいサザン・アルプスを横断する人気の列車゛トランツ・アルパイン号"に乗って、クライストチャーチから西海岸のグレイマウスという小さな町へと出掛けました。 ('07.12.15日記) その町での宿泊先・YHAの窓口で、゛パンケーキ・ロック"への半日コースのツアーを見つけました。 「ここ、ここ!! ここ、行ってみたかったんだよね~。^^」と興奮気味のC子。 全く下調べをしてこなかっ私は、それが一体どんなものなのか想像もつかないまま、C子の後に続きました。 ところが、それが意外なほどに面白い場所でした。 グレイマウスから北へ車で1時間強。 まるでジャングル探検でもするような、湿度の高い緑の森の入り口の前に立ちました。 その当時('01.9月)、日本に宛てたメールの中で、私は次のようにこの場所を表現しています。 「それはね、まるでジャングルの横に東尋坊があり、東南アジアの隣りに日本海があるっといった感じ!」 その頃 東南アジア贔屓だった私らしい感想です。(笑) そして それを抜けると、目の前にはその名の通りパンケーキが積み重なったような縞模様の奇岩が広がっていました! 整備された道を約20分程で見て回れます。 * ニュージーランド専門のサイトによると、 パンケーキ・ロックスの形成は遥か3千万年前まで遡ります。 (3千年ではありませんよ、はるか゛3千万年前"ですよ!! @@) 海中の微生物や砂からなる沈殿層が数千年の時間をかけ、繰り返し海の底に埋まり圧縮された結果、硬い石灰岩と柔らかな砂岩が複数積み重なった地形が形成されました。 その後、地震により海底から隆起したこの地層が乾燥し、さらに雨や風がゆっくりと柔らかな砂岩層を浸食して行きました。 その結果、まるで巨大なパンケーキを何百も積み上げたような断面を持つ岸壁が形成されたのです。 そして、このパンケーキ・ロックの見どころ゛ブロウホール"。 満潮時になると、押し寄せてくる海のうねりが狭い穴へと大量の海水を押し込み、 それによって圧縮された空気が海水を伴って、「プッシュー!」と間欠泉のように吹き上がってくるのです。 (写真、5枚目) 前日に大荒れの天候だったことが運を招き、大迫力のブロウホールを見ることができました。(^^v 南島の西海岸は、どうしても僻地という印象が強いですし、確かにかなりの不便さですけれど、次回はレンタカーでも借りて、ゆっくり訪ねてみたい場所。 グレイマウスから少し南に下った゛ホキティカ"という町も、可愛らしくて私のお気に入りです。^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.22 13:00:09
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