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2004.08.31
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昨日の夜は、日本で使ったお金や、その他もろもろの精算をし、ノートに書き込んでいた。

おっとが帰ってきた。「何してるの?」

わたし「みればわかるでしょ、お金の精算してるの。あんたの私物と私の私物も全部、ごちゃまぜだし。」

おっと「使ったものは使ったものだし、そんな細かく精算しなくても。。。」

わたし「何言ってるのよ、こうやってきちんと明快にしとかないと、後から訳のわからないクレジットカードの請求が来たときとか、困るでしょ。
結婚式のときに書かされた誓約書の中にも離婚のときは私産は別々にすること、ってあったじゃない。
通常からちゃんとしとかないと、後々、細かいことで揉める原因になるんだから。」


このとき、おっとのベネチアンガラスのグラスより薄いハートが砕けたらしい。


おっと「きみ。。。まだ結婚して1年にもなってないのに、もう離婚を考えてるの?」

わたし(おっとの顔色をみて、やばいと思う)「え。。そ、そんな。物のたとえよ、たとえ。」

おっと「たとえなら、どうしてそんなにうろたえるの?やっぱり、考えてるんだー!!」

アホー!! あんたの動揺が感染ったんだよ!

そのあと、おっとは世界の終わりのような顔をして背を向けてベッドに潜り込み、朝まで出てこなかった。

******************


この日は関東最終日である。

腰の痛みはだいぶ治まった。それでも念のため、腰に湿布をはりめぐらせ、横浜のホテルを後にした。

東京まで新幹線。そこから舞浜駅まで、昔はもっと遠いような気がしていたが、案外早く着き、ちょうどディズニーランドの開園と同時に入った。

しかし、そこからが長い。朝からずっと我慢していたトイレに2人で駆け込み、ロッカーにリュックをぎゅうぎゅう押し詰め終わった頃には、園内はすでにひとでいっぱいだった。

ロッカー室を出ると、さっそくプーさんに出くわした。
おお、ラッキー。「一緒に写真、撮ってください!!」
付き添いのお姉さん「写真を撮りたい方は、あちらに並んでくださいね~。」
指差す方向をみやると、すでに警察に滞在許可証をとるために並ぶより長い列が出来ている。
あんぐりして、あきらめたのは言うまでもない。

まずは「TOY STORY」のBUZOO?の新しいアトラクションへ向かう。もちろんすでに何重もの長蛇の列。最終尾には「90分待ち」と書かれた札が立っている。
きっとどこもそうであろう。しかたなしに並ぶ。
炎天下、日陰もないアスファルトのところに並ぶのは地獄だ。おっとの愛用タオルを奪い、ほお被りにするが、まだ暑い。
みれば、「ファーストパス専用入り口」というものがあって、そこから入る人たちは並ばず入っていく。

そんな便利なものがあるのか!そういえば、ロッカー室の横に、パス発行窓口ってのがあったっけ?
ガイドを見る。あった!「指定されたアトラクションのみパスを提示すれば並ばず入れます。」とある。
みれば、ほとんどジェットコースターなどの速い乗り物系。

だめだ。。。。ガクッとした。
ここに来るまですっかり忘れていたのだが、おっとはそ~ゆ~速い乗り物系がまったくダメである。
馴初めのころに他の友人たちと一緒に行った遊園地でも、おっとだけが口を一文字にして、乗り物に耐えている写真ばかりが残っている。(そこまでして、行くなよ。あ、でも来なかったら、知り合ってなかった。。。)

そんな思いをして、きっちり90分並んだアトラクションもあっという間に終わってしまった。
おっとはすでに「どこもこんなに並ぶの、いやだよ~、帰ろう!」とふてくされている。

 でも、たったさっき、私たちは大枚はたいて入場して、やっと1つアトラクションが終わったばかりなのだ。元を取らねば!!

 なだめすかしていると、もうすぐパレードがはじまる気配である。「あ、もうすぐパレードだよ!これなら並ばなくっていいし、行こう!!」と手をひっぱった。

メインストリートに行くと、もう大勢の人がござをひいて道路わきに座り込んでいる。でも、よくみると人数はそれほどでもない。
というのは、たとえば2人しか座ってないござは4人ぶんぐらい面積がある。おかげで、スペースはあるのにそっちには行けない。
これって渋滞都市、ミラノに通勤を1人でワゴン車で行って大きな面積を占領して路駐するようなもので、はた迷惑もいいところである。

それでもなんとか、ござとござのすきまを見つけて行こうと思ったら、そばに座っていたおばさんに「ちょっと、ここは立ち入り禁止よ。」とにらみつけられた。

「私たち、うしろの隙間に行くつもりなんですけど。。。」

「そう、でもとにかくダメなのよ。だって私たち、1時間も前から座って待ってたんだから。。」と目を合わさないようにしてなお つぶやくように言う。

どこに立ち入り禁止と書いてあるんだ?? 1時間、待つのは勝手だけど、スペースはあるのだ。

なにも他人のひいたござの上に行くつもりなんてさらさらないのに、こんなことを言われて鳥肌が立った。

おっと「どうして行かないの?」

わたし「。。。そこのおばさんがダメだって。」

おっと「なんで?スペースあるじゃない?」

わたし「いいから。他をさがそう。」

ここで今回の旅ではじめて嫌な視点で「あ~、やっぱり日本やね。」と思った。
TDL
(この時季の着ぐるみの中って、死にそう。。。(経験者談))パレード中のなげやりなおっと



でも、このままだったらストレスが溜まるので、発散を試みる。

もし、これがミラノで滞在許可証を待つ警察の前だったら?

警察開門と同時に出てきた警官に、このおばさんは「こんなところで何座り込んでるんだ!立て!!」と立たされる。

うろたえてござを片付けようとしているそばから、他の外国人にござは踏みくちゃにされ、前方にぎゅうぎゅう押される。
そこで、「ちょっと、ここは立ち入り禁止よ。1時間も待ってたんだから!」なんて言おうものなら、あちこちから「何言ってんだ?俺は10時間だ!」「ぐずぐずすんな!」などの罵声があがり、おばさんはしゅんとなる。。。。

あ~、ちょっとすっきり。イメージの中での復讐。ああ、わたしって小市民(涙)。



気分を変えて、そのあとシンデレラ城や、イッッ リトルワールドにも行ったが、アトラクションのお姉さん、お兄さんたちも人数をさばきすぎているためか、まるで八百屋の呼び込みのようである。
そのうえ、すごいひと、暑さ、私の大好きなジェットコースター系に乗れないもので、ディズニーランドは達成感が満たされないまま後にしたのであった。

最後の救いは大阪行き新幹線に乗り込むギリギリ前に買った駅弁「東京弁当」とビール。
「東京弁当」は具たくさんでおいしかった~。おっとも城之崎の「かに弁当」以来、電車でお弁当を食べることにはまっているので、ご満悦だった。
そして車窓からも、とうとう行けなかった夕暮れの雪のない富士山もみることができて、めでたし、めでたし。

こうしてJRパスをフルに使った全国(じゃないけど)泊まり歩きの旅は終わった。


次回からはご近所散策である。(まだ、実家のある奈良にも行っていないわたしたち。。。)





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Last updated  2004.08.31 16:46:30
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 Hinatabocco@ 大丈夫ですか? いくきーとさん、このブログはもうノータ…
 Ikukito@ ごめんなさい。 >shion0851さん そ。。そうです。26歳だ…
 かつしちー@ おめでと! 色んな偶然があるんですね。 相変わらず…
 shion0851@ そーなんだ 26歳なんですか、そうですか・・・(-_…

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