クォン・サンウ主演の映画。DVD化されたので早速見てみましたが、うーん、よく分かりませんでした。
1978年の韓国の高校生のお話でしたが、なんかピンとこなくて。私自身、世代的にそうそう遠くも無い気がするのですが、韓国と日本の78年当時の学校は、お国柄の違いが大きいようです。学校に軍人がいたりして、まるで戦時下。ブルースリーの映像なども取り入れられ、韓国では30代~40代の人たちに高校時代を思い出させて懐かしいと好評だったとか。でも、社会的状況の違いは大きく、日本のこの世代からは懐かしいという言葉は聞かれないのではないかと思います。
それに、この映画、青春時代の葛藤や初恋のほろ苦さ等を表現したかったのかも知れませんが、既にその頃の記憶もおぼつかないせいか、いまひとつ同調できない自分がいます。その上、喧嘩のシーンなども多く、全体の流れが少年マンガのような感じなので、かなりの距離を感じました。イマイチ好きになれないジャンルの作品でした。
見ものといえば、クォン・サンウのモムチャンぶりくらいでしょうか。あと、ヒロインのハン・ガインは、
「悲しき恋歌」のヨン・ジュンフンと結婚した女優として名前は認知していましたが、今回初めて顔がわかりました。