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2007年07月18日
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カテゴリ:ぴかままの旅の空
speiseplan_16-22.7さてさて、病院食シリーズ、最後の週に入ります。
第3週のお昼ごはんを二つの記事に分けてご紹介しちゃいましょう。

1607mittag_huehnerroulade7/16(月)。
「チキンロール ブロッコリー詰め」だそうな。これ、チキンって書いちゃったけど、厳密にはGefluegelとあります。これは「羽のあるもの」という意味で、チキン、ターキー、あひる・・・など鳥類の肉一般を指します。これはもしかしたらターキーだったかも知れませんし、チキンだったかも知れない。味でわかりそうなものだけど・・・はっきりとはわかりませんでした。多分、チキンかな、とは思いましたけど。
これは比較的美味しかったですよ。この味の濃いソースさえなければ、もっと美味しく食べられたんじゃないかとは思うけどねあっかんべーたとえばオレガノレモンソースとかだったら良いのに・・・。
他の選択肢は、「塩豚と黄エンドウのごった煮」「ディル入りクヴァルクと茹でジャガイモ」でした。

1707mittag_vollkornspaghetti7/17(火)。
「全粒粉のスパゲッティ バジリコトマトソース」
。なんでまたこんな、私らしくないものを選んだかというと・・・この日は夕方から「ローカロリーお料理教室」だったんですね。で、そちらでは魚を地中海風に料理すると言われていたので、じゃあお昼は魚じゃないほうがよかろう、と。そう、他には「鱈のレモンソース」そして「ワイルドライスと野菜の炒め物」があったんですよ。
・・・魚にしておけば良かった・・・わからん
ドイツ語圏田舎でのパスタの例に漏れず、麺はアルデンテからはほど遠いゆで加減。
ただし、全粒粉の味はちゃんとしてました。これまで全粒粉のパスタってあまり使ったことがなかったのだけど、結構面白いかもという印象を受けましたね。
ちなみに、パスタの盛りつけはもっときれいだったんです。写真とる前につい混ぜ混ぜして食べはじめてしまい、ハタと気がついて慌てて写真を撮るといういつものパターンどくろ

この日の朝までで、我が楽しい10番テーブルの仲間たちは帰宅してしまいました。
この日は寂しい食卓。

夕方のお料理教室では。「地中海風鱈と野菜のリゾット」「グリーンサラダ ヨーグルトハーブドレッシング」「Rote Gruetze」のコースを、4人で共同作業で作りました。といっても、ひとりがサラダ、ひとりがデザート、あとふたりでリゾット、というふうに分業です。
参加者はおばちゃんふたりと、私、それから、10番テーブルで「パヴァロッティ君」とひそかに呼ばれていた、パヴァロッティ体型のおじさんあっかんべー。ひげの生え方もなんとなくパヴァロッティふうですし、話してみるとどうやらドイツ人ではないらしい。国籍訊きませんでしたが・・・。マシントレで初めて見かけたときは、突然
♪Nessun dorma~!♪
と歌い出したらどーしよう、と一瞬思いました(爆)。

料理が趣味というこのおじさんと私とで、リゾットを作ります。
「指導」する栄養士さん、かなり若く見えるのに、どうやら英語教育を受けていない東の世代らしく、彼女が自分で思ったのとは違うライスを買ってきてしまいました。彼女が欲しかったのは長粒種の玄米で、インスタントライスじゃないやつ。でも彼女が買ってきたものにはしっかり「perboiled」という表示が・・・彼女、この単語の意味を間違えて覚えていた上に、「パーボイルド」ではなく「パービオルド」なんて読み違えていましたよ。ま、英語教育を受けていないのだからしょうがないけど、でもライスを使った料理を指導しようとする以上、ちゃんと事前に辞書ひいて欲しかったですよね雫
鱈フィレは冷凍のを完全に融かしたものですでに水が出て身がだらりとなってしまっているわ、包丁は切れないわ(もちろん皿の糸底で研ぎましたよ雫)・・・料理環境はなかなか難しいものがありました。魚の身を少し締めて魚臭さをとろうと勝手に塩を振ったのですが、ドイツ人にはそういう習慣がないようで、かえって叱られてしまいました。う~ん、魚の味を知らない連中と料理をするのはとっても難しい・・・。塩がきつくなると思うのならば調味の塩をその分減らせば良いだけだということに考えが至らないのでしょうか・・・。
米に対して指示された水の量は明らかにパーボイルドライスのものではなく、いくら煮ても水分多すぎ。仕方がないので勝手に鍋の蓋を開けて水分飛ばしてたら総スカンを食らいます。そりゃね、水の分量が正しければ私も絶対こんなことはしないよ・・・でもさ、野菜と魚を別に炒めてあるほうにもたっぷりダシが出ていて、そっちと混ぜれば充分すぎるくらいの水分があるんだよ、キミタチ・・・。
出来上がったリゾットは、結局皆が「美味しい」といって食べてました(爆)。
あ、リゾットといっても、日本でリゾットといって想像するちょっと汁多めのではなくて、いわゆる炊き込みご飯にかなり近いものです・・・。

サラダはそれなりに美味しかったけど、ドレッシングにはやっぱりこの地方の伝統で砂糖がたっぷり。甘ったるい・・・どくろ。Gruetze(ドイツ名物のベリーフルーツのデザート)はかなり美味しかったです。これのレシピの良いのを持っていなかったから、むしろ私としてはこれを担当させてもらいたかったのだけど、オバチャンに先を越されてしまったんですよ、立候補で。でもレシピのプリントをもらってきたので、今度是非作ってみましょう。自分でも美味しく作れたらここにも紹介しますね。

写真を撮っているような余裕は、残念ながらありませんでした。せっかくカメラ持参で行ったのに~そしてパヴァロッティ君が美しく盛りつけてくれたのに~涙ぽろり

1807mittag_rindergulasch7/18(水)。好物の「牛肉のグラーシュ」。ダンプリングが一個なのはダイエットメニューだから。普通食なら2個ついてました。この日の他の選択肢は「ほうれん草ピュレとスクランブルエッグ」そして「ヴェジタリアン用ハンバーグ」。前者は、お城合宿所でえらく不味いのをひとくち食べて以来のトラウマどくろ。後者のメイン素材グリュンケルンというのは、スペルト小麦を未熟な状態で収穫したもの。

グラーシュというのは、だいたいどこで食べても大ハズレというのはないですね。


まずはここまで。
続きは別記事にて。



・・・ドタバタお料理教室だったのね、と思ったらポチッとヨロシク失敗雫

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最終更新日  2019年01月06日 20時36分28秒
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