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カテゴリ:映画レビュー ~さ行~
2001年【米】The Shipping News ラッセ ハルストレム監督(「ショコラ」「サイダーハウスルール」「アバ/ザムービー」) 新聞社のインク係をするクォイル(ケヴィンスペイシー)は、父親の厳しいしつけがトラウマで殻に閉じこもる「退屈な」男だった。彼は、美しい女性ペタル(ケイトブランシェット)と出会い初めての幸せを味わい娘バニーも授かるが、遊び歩いてばかりのペタルは、ある日、突然男と家出しバニーを売り飛ばし、交通事故死を遂げる。 失意のクォイルは人生をやり直すため、娘を連れて、伯母のアグニス(ジュディデンチ)とともに父の故郷ニューファンドランド島へと向かうのだった。 何十年も自分はダメな人間だと思い続けて生きていた男が、ある日夢のような恋とともに娘を授かり、そして突然失意のどん底、新天地で新しい仕事を得て、再生していく様子が綴られていく。 その仕事が、バギット(スコットグレン)の経営する新聞社の記者で港湾(シッピング)ニュースの担当。 新聞社で留守がちの社長に代わって仕切るオジサン(ピートポスルスウェイト)とのエピソードがおもしろい。 そして、クォイル家の暗い過去が明らかになったり、 ウェイビー(ジュリアンムーア)との出会い… 新聞社の若い同僚にリスエバンズとか、バギット社長の息子に「ロズウェル」のジェイソンベアなど、 顔ぶれも楽しく、それぞれのエピソードもおもしろいが、 陰鬱な北国の、冷たそうな海の、雰囲気に親しめなかったせいなのか、 いま一つ楽しめなかった。 ジュリアンムーアが苦手なせいかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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