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カテゴリ:映画レビュー ~さ行~
ゾディアック を検索! 2006年【米】 デヴィッド フィンチャー監督(「セブン」「パニックルーム」) ロバート グレイスミス原作 『1969年7月4日、カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが銃撃され女性は絶命した、と警察に通報が入る。そしてその通報者は最後に“犯人は俺だ”と言い残していた。それから約1ヶ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に一通の手紙が届き、7月の事件を含め2件の殺害を実行したとする声明文が書き記されていた。それは、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者からの最初の手紙だった。さらに、そこには謎の暗号文も添えられ、それを新聞の一面に載せなければ大量殺人を決行する、と脅迫してきたのだった。以来、同紙の記者エイブリー(ロバートダウニージュニア)と風刺漫画家グレイスミス(ジェイクギレンホール)は、この一件と暗号解読に並々ならぬ執着をみせ没頭していく。一方、サンフランシスコ市警の刑事トースキー(マークラファロ)とアームストロング(アンソニーエドワーズ)も取り憑かれたようにゾディアックを追いかける』(allcinema onlineより) 無欲で純真な漫画家だったグレイスミスが、生活や家族を犠牲にしてまで事件にのめり込んでしまい、やがて担当刑事に最後の望みを託されたかのように助けられ、 ついにはベストセラーを出版した、という実話というわけである。 これはおもしろい... でも複雑で、追いついていけない(T-T) 結局、状況証拠ではあるが怪しい人物をつきとめた…のかもしれない(@_@)? ただ、心臓発作で亡くなったりして真相は依然謎のまま。 一応、DNA検査などでの証拠調べも近年行われたらしいが、現存する証拠では解明できなかったらしい。 凶悪事件は、ほかにも次々と起こる中、警察やFBIもゾディアック事件だけを調べ続けるわけにもいかない。そんな事件の場合、民間人(ジャーナリストや被害者家族や...とりつかれちゃった風刺漫画家など?…)が執念で調べ上げ、本にして世に問うことで、 改めて行政(コールドケース担当の刑事とか( ̄ー ̄))を動かすことが可能な場合も出てくるわけなのだな。 グレイスミスは最後には書き上げた本がベストセラーになり、 その後も同様の犯罪についてのノンフィクションが書けるようになったらしいけど、 とりつかれちゃった数十年間はどうやって生計を立てていたのかしら。 事件については未解決ということで、すっきりしないかもしれないが、 映画としては、記者や刑事たちの人生が狂ってしまうドラマや、 ある意味グレイスミスのサクセスストーリーとしての側面や、 謎を解いていくサスペンスの要素が見応えを感じさせる。 1場面だけだが子ども達と(ママには内緒の)捜査会議みたいなことをしたりしていて、 幼い息子たちは家族そっちのけのパパを温かく見守っているような感じなのが、 救いに感じられた。 奥さんとしてはたまったもんじゃないけどね。┐(´ー`)┌ ロバートダウニージュニアの演じる新聞記者は、犯人に翻弄され落ちぶれていく。 酒に、ドラッグに、、、ハラハラしてしまう演技です。(苦笑) マークラファロの演じる刑事は、コートとショルダー式のガンホルダー?がトレードマークだったようで、 セリフに映画の刑事のマネか?いや、彼が本家らしいよ、みたいなのがあったけど、 ダーティハリーのことか? ダーティハリーに登場する犯人「スコーピオン」は、実はゾディアックがモデルだったらしく、 映画の中でも、映画館に刑事や記者たちが観に行くシーンがある。 あれは実は別に刑事さん達仲良く遊びに行ってるわけではなく、 捜査の一貫だったようだ。 でもラファロのコート姿は、ハリーキャラハンというよりコロンボに近い!(爆) と本気で思った。 影は多少薄かったけど、グリーン先生ことアンソニーエドワーズに久々出会う。 薄いといえば、頭にこってりとした七三が…。(@_@;) なんか不自然~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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