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カテゴリ:映画レビュー ~さ行~
殺人の追憶 を検索! 2003年【韓】Memories of Murder ポン ジュノ監督(「グエムル 漢江の怪物」) 【PG-12】 『1986年10月、ソウルから50kmほど南の農村、華城(ファソン)で若い女性の変死体が見つかる。刑事パク(ソン ガンホ)は捜査に取り組むが、数日後、近所で別の女性が同じ手口で殺される。パクはソウルから派遣された刑事ソ・テユン(キム サンギョン)とコンビを組まさせるが、荒っぽい捜査のパクと理知的なソは正反対の性格で最初は対立。捜査陣が悪戦苦闘する中、第3・第4の事件が起き、パクとソは力を合わせだすが、彼らをあざ笑うかのように第5・第6の事件が。』(wowow onlineより) おおー。 実際に起こった10人の連続殺人をモデルに描いたドラマ、 たしかに「ゾディアック」と似ている。 どちらも、「もやっ」と未解決に終わる物語なのに、それ以上に見せる何かがある。 86年といったらそれほど昔って気がしないのに(いやしかし、ピンゲが社会人になった年だから、じゅうぶん一昔二昔ですが)、 当時の韓国とは軍政下の暗い時代だったのだ。 『軍事政権下で夜の灯火管制が犯罪を増やしたこと、デモの鎮圧のため警察の犯罪捜査が遅れたことなど』で社会は混乱していたのだ。 毎夜のように灯火管制の軍事訓練とは。驚きとともに非常に興味深かった。 警察での犯罪捜査も、「グッドコップ、バッドコップ」って言うか、 「バッドコップ バッドコップ」だし。(苦笑) 一応『拷問禁止!』と強くお達しがでているが。 アメリカではDNA鑑定が始まって、韓国警察もそれを認識し始めた頃なのね。 韓国映画を見る時、 俳優さんが日本の誰かに似ていることが多くて、それも多少楽しみになっているのだが、 今回は、ガンホさんはもはや本人のイメージが強烈だが、 お初のキムサンギョンは別所サン(ハムの人)、 殺人課のボスは佐々淳行サン(または、橋龍サン)に、 犯人?らしき青年は二宮クンにイメージをかぶせながら見た。 捜査が煮詰まり、刑事たちの精神状態が常軌を逸していきそうなところも、 「ゾディアック」を彷彿とさせる。 直感型を自認のガンホとソウルから来た「書類は嘘をつかない」が持論の別所刑事、 この対比がおもしろいが、終盤には別所サンが田舎刑事のように暴力的になってしまう。 そんな物語もおもしろい。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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