|
カテゴリ:映画レビュー ~さ行~
◇◆◇ 2005/03/15 に別のサイトで書いた日記を基に再編集しました。◇◆◇
シャーロットグレイ を検索! 2001年【英/豪/独】Charlotte Gray ジリアン アームストロング監督 『諜報活動に身を投じた女性の姿をサスペンスフルに描く 第二次大戦中のロンドン。看護婦のシャーロット(ケイトブランシェット)は英国空軍パイロットのピーターと恋に落ちる。しかし後にピーターはドイツ占領下のフランスに出撃し、消息を絶つ。彼を追ってフランスに渡ったシャーロットはレジスタンス運動に参加。レジスタンスに命を懸ける若きリーダーや幼いユダヤ人少年との出会いはシャーロットの人生を変えていく。 激動の時代の中、新たな自分を見いだしていくヒロインを、「ロードオブザリング」3部作のCブランシェットが熱演。「オスカーとルシンダ」でブランシェットと組んだジリアンアームストロングが監督を務めている。共演は「あの頃ペニー・レインと」のビリークラダップ。』(wowowマガジンより) 観る前は男勝り(死語かな)の女性スパイの悲劇の運命というストーリーを想像していたが、普通より少し知性と勇気に恵まれただけの娘が、はじめは戦地の恋人の身を案じつつ自分にできることで闘いたい、という単純とも言える動機で諜報活動に志願したシャーロットが、過酷な現実に立ち向かい悩みながらも強く生き抜いていく姿が、ブランシェットのイメージともぴったりで、素晴らしい。 フランス潜入に踏み切ったり、命懸けでユダヤ人の子供たちを追いかけある物を渡したりする彼女のエネルギーの源が、強く細やかな愛情であるというところが、 女性の監督が描いたこの戦争映画の美しさだと思う。 ただ、こういうドラマに時々ありがちな問題が。英国でのシーンでは、パリに留学経験のあるヒロインがパイロットの彼氏に(ベッドの中で)フランス語のレッスン?をしてたりして、語学力を活かしてスパイになる、という設定なのに、夜の空からフランスの地に降り立った瞬間からフランス語の台詞が全て英語に切り替わってしまったので一瞬違和感というか戸惑いを感じてしまった。しかたがないのかもしれないけれど。 先月(2005年2月)アカデミー助演女優賞を「アビエイター」のキャサリンヘプバーン役で獲得したブランシェット、今ノリノリの女優さん。私は「エリザベス」で出会い(同時期の恋に落ちたシェイクスピアも良かったが大変気に入った)、「ギフト」「狂っちゃいないぜ」「耳に残るは君の歌声」といろいろな役柄をこなす彼女に感嘆。「ロードオブザリング」の妖精の女王様?の役をいかにも楽しげに優雅にのびのびと演じているように感じてすっかり好きになったのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年12月07日 21時28分06秒
コメント(0) | コメントを書く
[映画レビュー ~さ行~] カテゴリの最新記事
|