今週のアエラ:ワーキングプア問題は
興味ある記事であった。確かに非正規社員の犠牲の上に成り立つような大企業であっては良くないし、スキルがあり努力する人が全く報われないような社会ではいけない。派遣社員が結束して組合的運動をするのは採用側にとっては頭の痛い問題だが、そんなことをされる企業側にも大いに問題がある。 しかし、である。そういったワーキングプアの中には、学生時代に自分に甘い生活を続け協調性や責任感が乏しく基本的な生活習慣やスキルがみにつかず、自らドロップアウトしてしまった者もいるであろう。もちろん、そうではなく。倒産や早期退職でしかたなく派遣社員となったような人もいるであろう。そういった違いを無視して、ワーキングプアや派遣社員といったカテゴリーだけで現象を見るのは、何の解決も見いだせないと思う。まずは、個人の努力がもっとも大切で、これを基本に就労制度を考えるべきであると思う。