お兄さんの本棚ブログ

アメリカン・スナイパー。
クリント・イーストウッド監督作品。
全米で大ヒットし戦争映画として史上最大のヒット作
となったそうです。日本でもお客さんは多かったですね。
イラク戦争、テロとの戦い、ＰＴＳＤといったことを
題材としていますので様々な議論をよんだようです。

実在の人物 [ クリス・カイル ]でイラクに４度派兵
されて活躍した兵士の生きざまを描いた作品です。
凄腕で伝説と言われたスナイパーの緊張感がよく
表現されています。戦闘シーンの映像が凄いです。

まず、スナイパーとは何か？
ご存知の方が多いでしょうが、一応簡単に解説しますと。
日本語にすると、狙撃者となります。遠方から
ターゲットとなる人物やモノをライフル銃で撃ちぬく
人のことです。長距離射撃の腕前がよい人ですね。
戦争で敵兵を撃つ人はもちろんのこと。警察で
ハイジャック犯や人質強盗犯などを撃ち殺す任務の
人もスナイパーと呼ばれます。

主人公カイルが敵兵を射殺するシーンは、
残酷ですが達成感のようなものを共感して
しまいます。
平和ボケした日常の感覚で考えれば、狂気の沙汰
なのですが、公式記録で１６０人以上の敵を狙撃し
倒した技能に感心させられます。

全般的な感想としては、兵士になるまでの
シーンは、いかにもアメリカンな映像でちょっと
野暮ったい感じがしました。しかし、いざネイビー
シールズ入隊試験に受かって兵士になってからは、
もの凄くリアリティのある映像とカメラワークで
感動の連続でした。イラクでの戦闘シーンは、今まで
見た映画の中でもトップクラスの出来栄えだと思い
ます。一部のシーンはモロッコで撮影されたようで
すね。
したがって戦争映画が好きな人にとっては
とても満足できる映画だと思います。また
妻と子供たちの父親という面と兵士という仕事の
はざまで葛藤する人間性の表現も絶妙に上手いです。
お勧め度星４．５個という感じです。

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