|
|
|
May 29, 2016
カテゴリ：本
２８歳の青年が主人公です。彼は、５年間務めた会社を退職し
行政書士の資格取得を目指しながら、短期バイトをしたり 有名企業の中途採用だけを受け続ける生活です。 自宅で、母方の要介護の祖父の身の回りの世話をしています。
所謂、フリーターとなっている彼ですが、物語中では、 かなりしっかりと目的意識を持ち、努力する行動が 描かれています。介護している祖父に対しても、遠慮なく 厳しい躾的な態度をしたり、激しい言葉も浴びせたりします。 介護老人には、どう接したらいいのか？どういう方策が 最も人間の尊厳を保てるのか？そして逆に若者たちはどう 現実と向き合うのか？非常にメッセージ性の強い内容です。 介護老人の性質や特性や介護に関わる細かい描写、若者がもつ 現代社会への憤りのような批判精神を、面白おかしく、 シニカルに描いていて、あっという間に読み終えました。 こういう現実的な内容をディテール細かく描き切った 小説が芥川賞には多いですね。よんで面白かったです。  本・書籍 ブログランキングへ  にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[本] カテゴリの最新記事
彼は、ずいぶんと才能のある人なのですね。
たくさんの受賞歴があるのに、奢っていなくてニュアンスがあります。 世が、同時受賞のマタキチでフィーバーしてしまい、当初は透明人間のように存在が見えなかったのに、徐々に姿が立体化し、テレビでも拝めるようになり。 これからもどんどん活躍されるのだろうなと、期待しています。 (June 27, 2016 08:02:15 AM)
彼は、ずいぶんと才能のある人なのですね。
たくさんの受賞歴があるのに、奢っていなくてニュアンスがあります。 世が、同時受賞のマタキチでフィーバーしてしまい、当初は透明人間のように存在が見えなかったのに、徐々に姿が立体化し、テレビでも拝めるようになり。 これからもどんどん活躍されるのだろうなと、期待しています。 (June 27, 2016 08:17:07 AM)
Mamiko.さん、コメント感謝です。
「火花」ブームの陰に隠れてしまった件は、 又吉さん自身も申し訳なく思っていると コメントしていました。若い才能のある 作家が大勢出てきて、面白い小説をたくさん 書いてもらいたいですね。 ＞彼は、ずいぶんと才能のある人なのですね。 ＞たくさんの受賞歴があるのに、奢っていなくてニュアンスがあります。 ＞世が、同時受賞のマタキチでフィーバーしてしまい、当初は透明人間のように存在が見えなかったのに、徐々に姿が立体化し、テレビでも拝めるようになり。 ＞これからもどんどん活躍されるのだろうなと、期待しています。 ----- (June 27, 2016 11:43:40 PM) |
