歳を重ねると、時間の経過が早く感じると思っていたが
この2年は例外。人生の中で、最も長い2年だった気がする。
20代の頃に広瀬隆氏の著書を読み、原発に関しては
普通の人より危機感を持っていた。
社会人になってたった3年で無謀にもフリーランスとして
舵を切った理由のひとつでもあったかもしれない。
将来何が起こっても悔いのない人生を過ごすために・・・・。
その頃は2年前の3月にそれが現実になるとは
本気では思ってもいなかったけれど。
地下鉄サリン、阪神大震災、が人生の中での2大ニュースだったが
それを超えるものが2011年3月11日に起こりました。
当初は東北の大地震、津波被害の悲劇を愁い
余震に不安を募らせるばかりの日々を過ごしていた。
が、津波警報が解除されてからは呑気にチャリで
近所の液状化被害を調査して廻ったりもしていた。
原発の危険性について認識していながら能天気に生きてきたアタシに
危機感を呼び戻したのは、3/14に友人から入ったメールだった。
「福島原発がヤバい!外出厳禁、洗濯物干すな、換気扇止めろ!」
「今日はいつになくシリアスな内容だニャ。大人しく避難訓練、そして黙祷ニャ。」