復活の人書名 : 復活の人著者 : シャーロット・マクラウド 出版社: 創元推理文庫 1996.3.22初版 364ページ \672 感想 : 7年前の転居の前に買って、そのまましまってあって... 連作なので、前の方に読んだ部分、家族構成など、忘れていたから、記憶を取り戻すのに時間がかかった、けれど、あいかわらず独特の雰囲気。1970,80年代のボストンだから、私が知っているボストン、なのに、まるで1900年より前の時代のような感覚になるのは、訳者の日本語のせい? よく言えば、拡張高い、悪く言えば、時代に合っていない。 筋は、推理小説。作中人物が成長するシリーズ。10作目なのでした。 「その場にいない人の名をうっかり口に出すのは、その人がこちらのことを考えているからなのですって」 ふ~む。 彼女の「報道」という言葉には、「伝染病患者の収容所」や「民主党」という時と同じ、批判の響きがこめられていた。 「報道」はきらわれていたのね。 |