ぽんちゃけ峠

リアルタイムで中継を見ることができる日は節電のためにもビデオ録画はしません。
しかし部屋は寒いので電気ストーブが足元に。
今日は幕下で勝ち越しのかかる一番がたくさんあったので
ちゃんとテレビの前に正座してハラハラドキドキしようと思っていたのですが
実際に見ることができたのは十両土俵入り前の磯部の取組からでした。

というのも先日の電話会社の営業マンが再び来てしまったのです！
外ですでに会ったしまった父は
「申し込みなよ。」
といきなり言うのでいっきに契約することになりました。
キャンペーンは今月いっぱいだというし
近所はおそらくうち以外みんな光になってしまったようなので。
現況の配線などを見てもらったり書類の記入をしていたら
どんどん幕下の取組は終わっていってしまったのでした。
（このことに関しては別記事を書く予定。）

それでも磯部の取組は土俵に上がるところから見ることができました。
今日の相手は同じく勝ち越しをかける翔傑。
同じ静岡県の東部地域の出身の放駒部屋の力士です。
土俵上の所作が行われている間に磯部に関するリポートがあり
夏場所の肘の怪我による全休がいい勉強になったと言っていたそうです。
力の入る緊迫した展開となりましたが
均衡がやぶれてからはすばやい相撲となって磯部が大きな翔傑を押し出しました。
１勝３敗からの３連勝での勝ち越しでした。
母があきれて「さっきのＮＴＴの人が聞いたらびっくりだよ。」
（自分は世界バレー男子に絶叫してるじゃん。）

さて十両土俵入り後に杉田が先場所三段目優勝の若三藤と勝ち越しをかけました。
身長の低い杉田なので相手に背中越しに両方の手でまわしをとられてしまう状態になり
このまま吊りだしになってしまうのかーと思われましたが
そういう展開にはならず最後は両者土俵際で投げの応酬という形になりそうでしたが
若三藤が先に土俵に手をついてしまったので杉田の掛け投げが決まりました。

磯部さん、杉田さん、本当におめでとうございます。
今場所は足の負傷をかかえての土俵でしたけれど
私の見た範囲では簡単に前に落ちるような相撲はなかったし
持ち味のスピードのある相撲を見せていただけてよかったです。
怪我を早くなおして来年もがんばってくださいね。

幕下では他には前田が勝ち越し決定。
体格をいかした前に出る相撲でした。
私の見た範囲での幕下の相撲は注文相撲はなく
力の入ったいい相撲ばかりで今日は元気な相撲を見られました。

でもちょっと残念だったのが若ノ鵬の十両での相撲。
勝ち越しすれば新十両濃厚という相撲だったことはわかりますが
あっというまに決まってしまってがっかりでした。
相手の力士が巨漢で低めに突っ込んできたので
落ちついてチャンスをいかしたという見方もできるけれど。
何日か前に解説者として出演された師匠の間垣親方が
まだまだですよと苦笑していましたがはてさて。

１つ前の取組でやはり幕下の白石が
いっぺんにもろざしで前に走って決めた速攻相撲はよかった！
白石の勝ち越しはうれしかったけれど
相手の玉飛鳥が負け越して十両に再び陥落濃厚となったのは悲しいです。

さて今日の十両の注目の取組、
実力者の若の里と新十両の豪栄道という対戦は
若の里が前に出る速い相撲となりましたが豪栄道の逆転勝ち。
焦らずうまく体を入れ替えることができたのが勝因でしたが
立ち合い前からそんなに固くなっていなかったようです。
これで星を五分に戻して千秋楽に勝ち越しをかけることに。

一方栃煌山は若の里が負けて優勝に王手の十文字相手でしたが
立ち合い前からなんだか豊真将が栃東と対戦した時のように緊張している感じ。
勝ち越しを決めているので思い切っていくと言っていたそうですが
十文字の最初の張り手がきいて顔が横向きになってしまい
十文字にしては珍しいという速い相撲に圧倒されてしまいました。

十両では他に豪栄道の兄弟子寶智山が負け越し決定。
時間前に立って相手の玉力道に激しく当ってしまいましたが不成立。
私はまだ時間前だと思って
今日買ってきたアマリリス栽培セットに縁側で水をあげていたのでびっくり。
白いアマリリスの球根を予定通りに入手できましたよー。
（このブログの所属は実は園芸です・・・）

こういう場合はかっとしてしまった方が負けだそうで
玉力道が冷静に相撲内容でお返しということに。
さすがにちょっと憮然とした表情をしていましたけれど。
時間前の一件であごに相手の頭が当ったようで首を気にしながらの退場。

幕内では静岡県勢共倒れ。
ラジオの解説は舞の海さんだったのですが
「当り勝ちできそうにないという弱気な面が出て」のはたきが効果なく
押し出されてしまいました。
土佐の海のナイスファイトをたたえるべきなんでしょうね。
潮丸は明日ぜったいに勝って二桁黒星だけは阻止を！
一方片山の場合は同体で取り直しになっての負け。
今日も「西土俵にばったり」・・・
取り直しでもいつもの四股を踏む片山というところはいいけれど
以前も二日連続取り直しの相撲で負けているので
次はぜったいに相撲を勝ってくださいよ。
舞の海さんいわく
「まず落ちなくなるように」
「当たりを強くすれば必死でまわしを取りに行かなくてもよくなる」
来場所は潮丸と十両優勝争いをしてください！

豊真将も琴奨菊も今日はさらに勝ちました。
明日はふたりの対戦が組まれたようですので楽しみですね。
稀勢の里も何とか星を五分に戻しました。
白露山は８連敗から６連勝していますが７連勝にできるかというのもあります。
過去平幕の栃錦が７連敗から８連勝して勝ち越ししたそうですが
８連敗から７連勝となるのも珍記録になりそうだとか。
そういえば琴光喜はどうなるのでしょう。
幕内は優勝が決まったとはいえ楽しみが残っています。

ところで豊真将が勝ったときにラジオの実況陣の
優勝が４０分遅くなったことについてのコメント。
豊真将が負けて「優勝が決まりましたね。」となってしまい
その後の結びの一番までのモチベーションが違うとか。
まだ優勝が決まっていなかったら
「いよいよ結びの一番です。」となるわけですから。
でも私は片山が負けて負け越しが決まったところで終わり。

いよいよ明日は千秋楽、今年の締め。
残念ながら今日から里山と駿傑が休場してしまいましたが
明日は熱戦を期待したいものです。