私はコーヒーが好きです。
と、言っても、豆がどうとか豆のひきかたがどうとか、そんなことは全く知りません。
こちらポルトガルに住み始めて1年がたち、日本にないもの、ポルトガルで好きになったものがだんだん見えてきました。日本は何でもそろう便利な国とは言えども、やはり中々手に入らないものや、ポルトガルでお得でも日本では超高級品になってしまうものもあります。
そんな数々を思い返し、ディー(夫)は、よくもまあ、これなしに日本で生活していたものだ、と感心させられるものがあります。(あくまでも今になって、です。日本にいるときは気付きませんでしたが)
その一つが、コーヒー。(私が今までコーヒーと思っていた、アメリカンコーヒーやブレンドコーヒーはディーに言わせれば邪道だそうです。)
ポルトガル人全員とは言わないまでも、コーヒー=エスプレッソ好きのポルトガル人はとても多いように思います。
コーヒー一杯が大体0.50~0.55センティモ。日本円では大体80円くらいでしょうか。
ちなみに、日本で二人のいきつけだったカフェ、セガフレードのエスプレッソは270円、ドトールコーヒーが230円です。
といっても、ディーは日本のカフェに行ってもそれほどエスプレッソを飲みません。何でかというのはポルトガルのカフェに慣れてみないと分からないものだと最近実感しています。説明できませんが、煎りかたか、入れ方か、根本的に豆が違うのか、…何かが違うんですね。
まあ、ポルトガルのカフェに行けばよく見られますが、それにドバっと大量の砂糖を入れてグビっと飲むのです。
時に、おしゃべりが目的の大柄なおばさん集団もいるのですが、アドサンテ(甘味料)をウェイターさんにお願いし、コーヒーのサイズの何倍もありそうなビッグなケーキを食べている人もいます。実に面白い、ちょっと皮肉な光景です。
タバコもあわせ、それを仕事の合間のブレイクとしている人も多いようですが、 カフェインは朝の目覚め、仕事の休憩、食後に欠かせないようです。
ポルトガル人にとってのコーヒーを飲む行為は、生活の一部。
それに加えて、私の印象ですが、カフェ(パステラリア)に行くという行為=友達と会話する場であったり、近況報告の場であったりコミュニケーションの場のような気もします。
ちなみに、これが我が家のコーヒーメーカー。エスプレッソをよく作ります。
スチーム機能がついているので、ミルクをあわ立てることも出来るのが気に入ってます。
…今日もこれから、夫とお義母さんとカフェで待ち合わせ…。