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カテゴリ:CDJコラム
今回は説明し忘れていた項目についてご紹介いたします。
●マスターテンポ(ピッチロック)機能とスクラッチの関係 マスターテンポ機能は、ピッチコントローラーでテンポを変えても音程が変わらない機能のことでした。 スクラッチはレコードを回転方向または逆に手で動かして、音を出すことですが、要するに手でテンポや回転方向を強制的に変えていることになります。 それでは、マスターテンポ機能を使用して、スクラッチをしたらどうなるでしょうか? CDJをお使いの方は分かると思いますが、 Technics SL-DZ1200を除いて、マスターテンポ機能を使用していても、ジョグダイヤルに手を置いてスクラッチをした瞬間、マスターテンポ機能は解除されて、通常のスクラッチ音がなり、手を離すと、マスターテンポ機能が有効となるのです。 文章だとちょっとイメージがつかないかも知れませんね(ノ_-;) 逆に考えてみた方がわかりやすいかもしれません。 Technics SL-DZ1200はマスターテンポ機能(ピッチロック)を使用時にスクラッチをすると、 スクラッチの動きにあわせてテンポが変わりますが、音程はオリジナルのままになります。 実際違いを聞き比べて見ましょう! ・Technics SL-DZ1200のピッチロック機能を使わない場合のスクラッチ&バックスピン こちらをクリックすると再生されます →sldz1200_scratch.mp3 ターンテーブルで扱うスクラッチと似ていますね。 ・Technics SL-DZ1200のピッチロック機能を使った場合のスクラッチ&バックスピン こちらをクリックすると再生されます →sldz1200pitch_lock_scratch.mp3 ちゃんとスクラッチしてよ!って思った方いらっしゃると思いますが、ちゃんとスクラッチしてますよ!バックスピンも!(^^;) このように、Technics SL-DZ1200はピッチロック機能を使うと、レコードのようなスクラッチ音とは異なるので、スクラッチを多用するDJプレイをする方は気をつけましょう! ちなみにPioneer CDJ-1000mk3でマスターテンポ機能を使用してスクラッチをするとこのようになります。 →CDJ-1000mk3sctach.mp3 ●MP3が再生できるCDJについて 最近のCDJにはMP3フォーマットのCD-Rを再生できるタイプも多くなりました。 僕も実際使用してみましたが、一枚のCD-Rに100曲以上も収録することができるので便利です。 ただし、機種によってはビットレートやフォルダの階層に制限があるので、クラブなので使用する場合は、注意が必要です。もちろんクラブに常設しているCDJがMP3に対応していなければいけませんね。 ※実際、今までDJしたことがなく突然初めてDJをクラブする状況になった僕の友達が、MP3データのCDをしかも1枚だけしかクラブに持って行かなかったというハプニングがありました(^。^;) あまり高ビットレートでエンコードする方はあまりいらっしゃらないとは思いますが、 128kbpsで十分だと思います。便利性よりも音質にこだわるなら、音楽CDフォーマットの方がよいでしょう。 また、CDJによってループやその他の機能に制限がある場合もありますので、自宅とは異なる環境でプレイする場合が気をつけましょう! それでは今日はこの辺で! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月19日 20時46分32秒
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