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テーマ:ニュース(99695)
カテゴリ:LAW REPORT
偶然にも何かと話題の裁判が続いた一日。その雑感。
名張毒ブドウ酒事件再審取り消し決定(名古屋高裁) これに対しては,いろいろ思いはあるが,事案を見ているわけではないのであえて何も言わない。支援者のシュプレヒコールが報じられる一方で,ご存命の被害者の方が「あの人がやったに違いない」と言い切っている現実。このギャップに,果たして裁判員となる人は耐えられるだろうか・・・ 騒音おばさん(大阪高裁) 懲役1年の実刑を破棄し,改めて1年8月の実刑に処したのはやむを得まい。どう考えても行為の反社会性に比べて原審は軽いと思うから。しかし,刑期を終えて出所したらまたこのおばさんはやるだろう。そういう意味での無力感はある。日弁連や刑事法学者は目を三角にして反対するが,こういう輩のためには保安処分を持って処さなければならないと痛切に感じる。性犯罪とか常習累犯窃盗とかシャブ漬けとか。 姉歯君(東京地裁) 彼のやったことはどうしようもないが,切迫感がないのは当然だろう。自分の意思だけで起こした犯罪じゃないから。もっと大きなところで動いているお話だから。ヒューザーとかイーホームズとか総研とかいろいろ出てきたのは何だったの?これはずばり冬柴国土交通大臣に説明してもらいたいところです。というか,悔しかったら言ってみろ。 それはさておき,これが無能ボンクラ前宰相コイズミ君がお題目のように繰り返した「官から民へ」の大失敗事例であることすら,誰も指摘しないというのはどういうこと?姉歯君が懲役5年なら,コイズミ君は打ち首獄門ものだと思うが。 浪速区姉妹殺害事件・弁護人が控訴(大阪地裁) こういう,権力に楯突く恍惚だけのための控訴なんて,いい加減に弁護士会もその当否を真剣に考えた方がいいんじゃないかと思う。というより,常に国民のためというお題目を並べながら,最も国民に対する説明責任を果たそうとしない超閉鎖的体質をなんとかせいと言いたい。 その他にもありますが,この辺で・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/12/27 08:52:42 PM
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