ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

確かに，まだ９試合しか戦っていないし，まだいくらでも修正ができる状態ではある。しかし，今日の試合，いやこの神宮での３連戦で感じたものは，
何とも言葉で現せないような空虚さ

と言ったらいいだろうか。とにかく，失ったものが大きすぎる。

マーティの采配の意図は，終始全くよく分からなかったし，何をどうしたいのかすら見えてこなかった。何となくそのときの気分で選手の順列組み合わせをやっているとしか思えない，ただの気まぐれ選手起用のように映った。そして，またやってしまった，例の悪い癖・・・

外国人投手にだけは甘い

この一戦は是が非でも取りに行かなければならないのが自明であって，当然明日は移動日。となれば，リリーバー陣はオールスターキャストで臨むことができる，いや臨まねばならぬ試合であったはず。当然６回からは一人１イニングのつもりでぶつけていけばよかったはず。しかも，完投能力があるとは誰も思っていないフェルナンデスの公式戦初登板だけに，とりあえず５回で任務終了，と思っていたけれど・・・

思えば昨年も，広池は４回無失点でも降板させたのに（ファームでは完投勝利もマークしている），フェリシアーノにだけはリードした場面での５回表を投げさせて試合を壊したし，ロマノも続投させて試合を壊したことがあった。それに，昨年の最終盤，ダグラスが２イニング限定で先発したことが２回ほどあったが，あれだって何も先発させる必要はなかったはず。気持ちよく投げさせるために，という配慮以上の何物でもないと思う。こういうことが続くと，選手のテンションは下がってしまいかねない。それが怖い。

一方，選手も選手。特に野手陣の皆様（新井を除く）。君たちは・・・

試合に勝つために野球をやってるの？

それとも，

気持ちよくバットを振りたいだけなの？

はっきり言って，勝ちたいがゆえの必死さというものがちっとも感じられない。どの口が「プレーオフ進出を目指す」なんて言ってるわけ？と思うのは，自分だけなんだろうか。

もっとも，あながち悪いことばっかりでもなかった。倉の打棒が復活して，完全に石原との戦いに決着を付けた（と思われる）し，新井は好調をキープしている。どうしようもないくらい悪かった栗原もよくなってきた（代わりに嶋が打てなくなったが・・・）。それに，先発の柱とセットアップ陣は全く崩れていない。宮崎と上野は，まあこの時期打たれるのも勉強のうち。むしろ打たれてよかったというべきかもしれない。そういう意味では，案外悲観材料は少ない。

あとは，ベンチワークですから。

ホームに帰れば，何かが変わる，はず，きっと。


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