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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
これまで,どんな状況になろうとも,オーナー,特に松田元がプレスの取材にまともにこたえたことすらなかったと記憶している。しかし,今年はそうも言っていられないというか,FA問題も含めて例年になくフロントの本気度が試されているオフでもある。というわけでもあるまいが,今日の中国新聞。こういう記事を打ってきた。
低迷カープ 松田オーナーに聞く(2007/10/13 朝刊記事) これまで,表立って姿が見えないのをいいことに残った結果の責任も取らず,これからどうしたいのかの弁明もしなかったカープのフロント。しかし,この時期に一応オーナーである松田元を引っ張り出したことは,最大のヒットだと思う。オーナーに来期の編成の意欲を語らせると言うことは,その結果に責任を持たせることができるということになるのだから。 さすがに,ライブでの生対談の結果であろう訳もなく,事前に球団サイドが質問を受け取り,回答案を練っているのだろうから,とんでもない失言はないし,まあまあの模範解答ではあるのだろう。ただし,気になるのはこのくだり。 (補強をどのように考えていますか,との問いに対し) >今年は大学生、社会人の層が薄い。外国人選手に頼ることになるだろう。 >野手はアレックスを含め2人。投手は左右の先発の獲得を目指し、早い時期から動いている。 >トレードは難しい状況だ。 最初のほうはいい。ぜひその通りになるように動いていただきたい。しかし,最後はちょっと引っ掛かる。 トレードが難しいのは当たり前だ 今のチームに足らないものは何か,それを埋めるのに必要なのは誰か,その選手は動く可能性があるか,あるとすればどこまで自分のチームは取引できるかという高度な判断と,商取引としての交渉力が必要になる作業であるはずだから。難しいからやらないという意味だったとしたら,やっぱり来年もダメだ。 はっきり言えば,松田元が現場に介入するようになってからのカープのトレードは,気に入らない選手の放出先にありきという側面は否定できない。そのもっともたるものが1989年オフの高橋慶彦・白武・杉本対高沢・水上のトレードだろう。白武が生涯唯一二桁勝利を挙げオールスターに出たという以外に何も双方にも実りなきトレード。あんなことをした人の言うことだから,ああやっぱりという気もする。 最後に。思わず読み流したけれどもあとで読み返して違和感のあったのがこのくだり。 >選手という資産が有効活用されていなかった面はある。 >選手の特徴、性格を深く認識し、適した役割を担わせる。 >生かし切れていない戦力を再生する努力はしてもらわなくてはならない。 そんなお考えをお持ちだとは全く気が付きませんでした。 お気に入りの選手を侍らせて,あとは使い捨てでいいと思っているとしか見えなかったので。 言った以上は責任を取ってもらう。 BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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