ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

今日は，市民球場で社会人オール広島選抜軍と交流戦が行われたという。

ファーム主体の，しかも練習試合なので，速報がないのはやむを得ないと思っていたが，夜になってもまったく報道が出てこない。オフィシャルサイトでさえ沈黙している。

非常に，悪い予感がした。ので，普段は差し控えているのだが，他のカープファンの方のブログを検索して，情報を得ようと試みた（それをやると，どうしても見たブログの内容と似た内容のことを書いてしまうおそれがあるので，普段は意識的に見ないようにしている。）。

はたして，あった。いつもお世話になっているかあぷ屋さん本舗様（よしだけんたさんのブログ）が，詳細な観戦記をアップされていた。ありがたいことに，ランニングスコアだけでなくフルスコアが分かる。いや，分かってしまって，茫然とした。

これじゃ恥ずかしくて語れないはずだ

試合内容については，見ていないので語らない。しかし，事後的客観的に見て，とうていこの内容で何かを評価しろという方が間違いだろう。このチームの選手が持っている本質的な甘さの集大成というしかない。

確かに，社会人野球の選手（いや，大学も高校もいっしょなのだが）は，一つの敗戦が命取りの状況で常に戦っている。敗者復活枠などもないわけではないのだが，基本的にはトーナメントの連続だ。それだけ，トップレベルの選手は一つの試合にかける集中力と精神力が常に研かれているのであって，それが能力のある選手がプロで即戦力として機能する要因でもあると思う（逆に言えば，マイナーリーグやUSA独立リーグから逆輸入した選手がめったに実績を残していないことからもいえる）。まして，今日などプロの選手に一泡吹かせてやろうという意気込みでかかってきているのは火を見るより明らかだ。それを勝利への執念もなく試合へのモチベイションもないような選手が腰高で受けたらどうなるか。今日のカープは見事に身をもって，赤恥と引き替えに示したことになる。

多分，明日のスポーツ紙も中国新聞も，詳細を語らないだろう。中国新聞に至っては，おそらく最も辛口でならす木村雅俊記者を黒田博樹特集の取材で渡米させる体たらくだから余計にダメだ。それはさておき，昨日の試合の各プレスの評価や書きぶりにも，非常に違和感を感じている。

確かに，大竹は新井から三振を奪った。赤松も天谷も足で魅せた。かもしれない。しかし，試合全体を見れば，いやこの試合の主題からすれば，あまりにもトリヴィアルなエピソードに過ぎない。昨日の試合がいかに問題の多い内容のない敗戦だったかということを的確に指摘したメディアは，ついになかった。こういう状況が，選手から勝利への執念や意欲を削いでいるのだと思う。

アマチュア相手に簡単に勝てるくらいなら，万年Bクラスになんてならない

目前の試合を全力で取りに行けないようなチームが，白星を積み上げられるわけがない

そろそろ，いい加減に学習能力というものを発揮してほしいものだ。それができないようなら，ファンとして最も使いたくない言葉を投げかけなければならなくなってしまう。そう，





それでもプロか，と。

喝！


BlogPeople

↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。