ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

広島では信じられないが，横浜は雨だったとのことで，今日の試合は中止になった。連敗中で2日試合がなかった後だけに本当はあまり試合が飛ぶのは好ましくないのだが，フリー打撃も満足に出来ない状態の栗原や火曜日に負傷したのを強行出場した嶋のことを考えると，まあ恵みの雨だったのかもしれない。

結果として８連戦の予定がひとつカットされたわけだが，今となって思うと，火曜日の先発のチョイスは，どうもこの８連戦の方を戦略的に優先してしまったからのようだ。ルイス大竹高橋建で回してしまうと，高橋建がこの８連戦に１試合しか投げられなくなってしまう。ところが，あの１試合こそ何とかしのげば，この８連戦に高橋建前田健太を各２試合投入してこれにルイス大竹で何とかめどが立つ，という計算の方が先行してしまったのだろうという気がする。カープが現在勝率５割をオーバーして上位を争っているのならばその計算もあながち間違いではないが，実際はまだ勝率５割にも達していない，上位を争うめどの付いていないチームであることを忘れてはならない。本当にくどいようだが以下のカープは目前の試合こそがすべて，一戦必勝のトーナメントを戦わなければならない状態であったはずである。それを看過してあんなヘボ野球で崩壊したのは腹立たしい限りである。

あの試合で象徴的だったことは，もうあっぷあっぷでただ打撃投手のように投げ込む状態と化していた宮崎をベンチが冷静に見切るどころか，ほとんど宮崎に何とか投げ抜いてくれという願望だけで引っ張り続けて試合を崩壊させ，ついに普段はベンチの指示に唯々諾々と従うだけの石原が怒ってベンチにタオル投入を催促したという一幕だ。宮崎を先発させた判断はもうあえて問わないが，万が一宮崎が崩れたときの対応策すら準備できていなかったというベンチの無策ぶりは厳しく批判されるべきだろう。たいして強くもないのに，いやはっきり言って弱いチームなのに，グラウンドの上の現実も見ないで首脳陣の願望だけで野球をやっていれば，そりゃ神様がほほえんでくれるわけがない。

ところで，今日マーティ・ブラウンがチームと合流したようだ。本当に悲しみを押し殺して突貫日程で合流したことには最大限の敬意を表したい。ただ，まだ気持ちの整理は十分に付いていないのだろうが，インターネットのストリーミングで見ていたという割には３連敗の結果に対するコメントはなかったようだ。まあ，本当は何の話もしていないわけはないと思うが，あの初戦宮崎先発は監督の指示だったということが伝わっている以上，選手に喝を入れるとか投手陣に苦言を呈するとかリヴジーを叱責するとかいうことは出来まい。まあ，今度こそまともな野球をやってくれと祈るばかりである。目先の試合を全力で取りに行く姿を見せていただきたい。


さて，一昨日から同じような題名を連ねたということは，今日もこのネタに触れないわけにはいかない。
早くも，，来年開催されるワールド・ベースボール・クラシックの代表監督に，あの全世界にその無能さを日本代表の肩書きを付けて垂れ流した星野仙一に対しすでに打診があるとの報道がされている。

どこまでNPBという組織は腐りきっているのか，あるいはどこまで星野仙一という男は表に出せない金と力をこれ以上振りかざすつもりなのか，本当にあきれるばかりである。しかも，一部報道では新たな正当化根拠として桑田真澄の力を使おうとしているらしい。

もう，これ以上，あんな球界の細木数子に大きな顔をさせるわけにはいかない。もしこの北京五輪の結果の惨状を見て看過し得ないものを感じた心ある記者があらば，徹底してその悪行を暴いていただきたく思う。なに，中日新聞社とタッグを組めばたやすいことだろう。

ちなみに，彼の監督就任を阻止する方法は，今度は非常に簡単な方法がある。「星野監督なら参加を拒否する」とイチローに言わせればよいのである。松井秀喜と黒田と岩村と松坂に言わせればなおよい。それだけで彼は自ら身を引くだろう。もしそれでもしゃしゃり出るのならば，ぜひ山本浩二が罠をかけて広島におびき寄せ，新球場建設の人柱として天地の神に捧げたいものだ。

末尾の小ネタは雨で流れが変わることを期待して。

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（小ネタ＠戦いのあちら側とこちら側）
赤松：さすが梵さん！やっぱり本家本元の雨乞いの秘法は違いますね！
梵：そんなものを褒められてもうれしくないわ。
天谷：えーっ，でも嶋さんが故障しても次の日から出られたのは梵さんが患部をさすったからなんでしょ？
植田：おお梵よ，この前はすまんかったな。ブラウワーに秘伝の悪魔払いを施してもらったら一日で消え去ったからな！
梵：・・・・・・あの，それが本業じゃないんで・・・
内田：（やつれた顔で）あー，こんどはアレックスをちょっと見てやってくれんか。ちょっと完全に迷いの世界に入ってるからな・・・って，まずお前が迷いの世界から抜けださんかい！
梵：・・・すみません。
内田：まあそれは冗談だ。でも，ひとつだけ監督から特命を授かった。いや今すぐではなくて広島に帰ってから何だが。
一同：なんですか？いったい。
内田：いうまでもない。梵のその秘法で宮崎を再生してやってほしい。ついては赤松と天谷の必殺天然系マイクロウェーブも借りたいと言うことだ。
赤松：うーん，梵さんの秘法の効果を邪魔するかもしれないんで・・・
梵：論点が違う！無条件で断るところだろうが！
内田：なに？監督命令が聞けないというのか！
梵：違いますよ・・・宮崎さんだったら，何か臨時コーチを招聘するらしいですよ。
植田：何や，高島先生とか言うんじゃないだろうな。どうせなら智弁和歌山の主戦ピッチャーにでも頼んだ方がええんやないか？
梵：いや，詳しくは聞かなかったんですが，上野とかなんとか言ってました。
内田：上野？何でまた動機のしかも年下に。いや，もしかしてうちの上野じゃなくてよその上野さんか？
植田：ははあ。「北京の球技種目の金メダリストの上野さん」だな。