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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
さて,泣いても笑っても明日の今頃には12球団のドラフト指名選手が確定するのである。しかし,まあ今年のドラフトは,昨年もそのきらいがあったが,不気味なほどに情報が漏れ出てこない。それだけ各球団とも腹の探り合いをやっているんだろうと思われるが,われわれファンは他球団の動向など気にしていられないし気にしようもないのであって,とにかく今のカープであればこういう選手がほしいということを列挙して「解法の手引き」の締めくくりとしたい。
さて,カープにとっては有原の抽選が当たることをとにかく祈るだけであるが,万一の場合の「外れ一位」候補については一昨日書いた。敢えて付け加えるなら,同じ広島は県工出身,法政大学の石田健大だろう。しかも貴重なサウスポーである。評価は分かれるところだが。 それでは,そのほかのピースを埋めるべき選手について言及すると,まず毛利の殿様の示唆を受けたわけではないが捕手である。九州国際大学附属高校・清水優心捕手についてはすでに挙げたが,将来性を見込むということになれば,春江工業高校・栗原陵矢捕手が一押しである。清水が「打てる捕手」なら,栗原は三拍子そろったセンスとリーダーシップで勝負できる。もっとも,二人とも確実に上位で消えるだろうから,何とかどちらかでもほしい。そのほかには福岡工大城東高校・山川晃司捕手と創価大学・寺島寛大捕手だろう。どちらも強肩にして強打,長打力も秘めていて鍛え外のある捕手であると言える。もう一人付け加えるなら鳴門渦潮高校・多田大輔捕手。まだまだ未完の大器だがスローイングは抜群。大型捕手になる可能性を秘めている。時間はかかると思うが石原と倉が元気なうちに育て上げてみたい選手である。 外野手,しかも身体能力の高い根っからの外野手となると,やはり横浜高校・淺間大基外野手だろう。身体能力の高さは抜群。俊足強肩とカープ好みの外野手であると言っていいだろう。いや,それを上回ると言って過言ではないのが健大高崎高校・脇本直人外野手。とにかく走攻守三拍子そろったという以上にあの兆積極的な走塁とバッティング。スカウトの中には即戦力の声も出ているくらいである。彼らと双璧なのが駒澤大学・江越大賀外野手。走攻守三拍子どころかとてつもない長打力を秘めている。まさに右の大砲と身体能力の高い外野手のいいとこ取りだ。これほどの逸材がなぜ高く評価されないかというと,大学時代の成績が芳しくない,特に一度不調に陥るとそれが長引くというメンタリティにあると言ってよかろう。しかし,あれだけの素材を,しかも九州にコネクションを持つカープが(ちなみに長崎海星高校出身)指をくわえてみている手はないだろう。 その右の大砲であるが,何といっても今年の目玉は智辯学園・岡本和真内野手である。しかし,岡本にはすでにジャイアンツが入札を表明しているし,マリーンズ他数球団も狙っているとの情報がある。あれほどの大砲はそれこそ中田翔以来ともいうべきであって,今からでも有原を撤回して乗り換えてもいいくらいだが,まあそれはさておき,右の強打者という点では前述の江越とともに挙げておきたいのは,白鴎大学・ルシアノ・フェルナンド外野手である。大学では屈指の長打力を誇る。外野守備には難があるようだが,一塁にコンバートして打力を活かす手だってある。将来性込みという点では,やはり横浜高校・高濱祐仁内野手だろう。まだまだ発展途上ではあるが,それがかえって鍛え込み甲斐があるとも言えるのである。 さて,カープの最大の弱点・サウスポーであるが,これがまた少ないパイを12球団で取り合いをしているような状況であって,ドラフトでどうなるかというとなると実は苦しい。ここはむしろ即戦力というより将来性を見込んで,高松北高校・塹江敦哉投手がお勧めである。とにかく素材は一級品。最速150kmのストレートが投げられるだけで獲得を検討してもいいくらいだ。あとは,まあ今年はどうでもいいと言ってもいいくらいである。むしろサウスポーは国内移籍市場で獲得した方が良さそうだとさえ思う。 いや,ひとりいる。本来なら今ドラフトの超目玉になっていてもおかしくない投手がいるではないか。中央大学・島袋洋奨投手である。いうまでもなく興南高校を春夏連覇に導いた超大型サウスポーである。しかし,故障に見舞われ,この秋は投げては四球を連発する始末。正直言って上位指名ではかかってこないだろうとさえ思われるところである。しかし,あれだけのエンジンを積んだサウスポーはそうはいないところである。そこで,私のジャッジを挙げておく。 今のカープにおいて,ドラフト上位の枠を食ってまで取る選手ではない。 本人が下位指名でもよしというのであれば,まあ検討に値すると言っていい。しかし,聞くところによると3位以下なら,あるいは5位までならという情報もあるが,下位指名では社会人入りするという意向のようである。それなら,2年間社会人で腕を磨いてからどうぞというほかない。いや,彼は必ず指名される。それは戦力というより,中央大学へのコネクションを築くための捨て石といった方がいいかもしれない。その球団は,いうのはやめておこう。ここまで書けば分かる方には分かるはずである。 まあ,ここまで書いてみたが,24時間後にはその総括を書かねばならないところである。ここ数年カープはドラフトではうまく立ち回り,若手選手の育成もうまくいっていると思われるのだが,果たして今年はどうなるやら。まあ,明日までの楽しみにしておこう。 皆様のご見解もお待ちしております。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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