|
カテゴリ:外来診療全般
緑内障診断のコツに関して以前講演会で勉強した内容を箇条書きでまとめておきます。
C/D比が左右で0.2を超えるのは正常人の1%以下。
ISNTルールを大切に(rimの厚みの順番は正常人だとinferior>superior>nasal>tenporal)
小乳頭は過小評価しやすいので注意!(3つ並べば小乳頭、DM/DD比は正常値は2.4~3.0)
乳頭出血はglaと思え!(多治見スタディではDHの74%がgla)
パターン偏差で連続する3点がP<5%で、その内の1つが1%以下だとgla(多治見スタディ)
たまに10-2視野を取ることは大切
SSOHは日本人の0.3%(悪化しないと一般的には言われているが自分自身の経験例では悪化例あり)
POAGの92%がNTG
特に小乳頭には今後とも常に注意していこうと思います。どうしても見落としやすいですからね。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[外来診療全般] カテゴリの最新記事
>悪化しないと一般的には言われているが自分自身の経験例では悪化例あり
悪化しないものをSSOHと診断するのでは?詳しい定義というか診断基準は知らないのですけど。 (2009.02.02 20:27:01)
アシスタントさん、こんばんは。
いや、その症例は私の住む県内ではトップクラスの冷静沈着な緑内障専門家がもともとSSOHと診断していて、その後私が何年か見ている症例なんですよ。 私はもともと緑内障が専門というわけではないので「ふーん、これがSSOHなのかー」という感じだったのですが、その後教科書などで勉強してみて「まあSSOHなのかな?」という感触を持っていました。 ところが1ヶ月くらい前の視野検査で明白に悪化を認めたので、「SSOHって言っても結構悪くなるのかな?」と悩んでいます。 (2009.02.02 22:34:04) |