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カテゴリ:日本の作家 恩田陸
2009年1月発行 河出書房新社 189p 【内容情報】(「BOOK」データベースより) ねえ、覚えてる?空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを―本と映画と音楽…それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。青春小説の新たなスタンダードナンバー誕生。 評価 ★★★ 50分で読めて びっくりしました~。 それは ともかく・・・。 40歳代の男二人・女一人のトリオそれぞれが 高校時代を少しと 大学時代のほとんどを思い出すという本で 特に 何がどうなるというお話ではないのですが もう時代が 私とほぼ同時期なので 懐かしさに涙しそうになりました。 特に 女性・綾音の学生時代を振り返っての 「そもそもあまりにも平穏で、たいした話もない。 何もなかった。何もしなかった。 その癖、妙に痛い気がするのだ。あの無為さ、愚かさ、平凡さが、 時を超えて心の底で鈍く痛む。 自意識過剰なのにコンプレックスの塊で・・・。」 という語り(本文22ページ)が そのまま私ですか・・・と言いたくなるくらいでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月02日 08時18分01秒
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