音読のコツ
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脳が最も活性化するのは、何をさしおいても、音読をしている時なんだそうです。
「子どもを賢くする脳の鍛え方」(川島隆太著)を読んで、認識を新たにしました。
「「音読」すれば頭がよくなる」では、子どもの教育で重要なのは、右脳とか左脳とかではなく、その両方にある「前頭前野」を鍛えることだと指摘しています。
そして、その効果的な鍛え方が、唯一「音読」だというのです!
毎日継続して行うと、「学力」がアップし、「判断力」や「コミュニケーション能力」などの生きる力もついてくると書かれています。
さて、どうして「音読」が脳を活性化させるのでしょうか。
音読は、「聞く」「読む」「話す」の3つの行為で成り立っているからといいます。
言語には、「聞く」→「話す」のパターン(音声的言語)と、
「見る」→「書く」のパターンが(意味的言語)があるそうです。
音読は、文章を見て読み、読んだ声を自分の耳で聞く。
3つの行為を同時にするから、前頭前野が著しく活性化するのだそうです。
「男の子を伸ばす母親は、ここが違う!」(松永暢史著)にはこうあります。
音読は、「よくできた文章を声に出して読むことで『文章はどのようにつくられているか』を効率よく頭にいれることができる」。
助詞や助動詞、つまり「て・に・を・は」をどこでどう使うか、なかなか理屈で覚えられないことを、くり返し文章を読むことで感覚的に身につけることができると教えてくれています。
国語力を上げるために、作文と並んで「音読」は欠かせない学習法なのですね。
うちの家庭学習も、通塾(年中~)をきっかけに、やり方を変えました。
学習を始める前に、子どもに音読をさせます。
4歳(当時)の娘も、毎日、俳句・詩・わらべ歌(塾の宿題)を音読ました。
小1(当時)の息子は、学校の本読みの宿題に加え、かなり長い物語(塾の宿題)を
涙ながらに(笑)音読しました。
音読のようなウォーミングアップをしてから、メインのワークに入ると、
子どもの脳が活性化して、普段のときより2割増しの記憶力や認知力が
生まれるんだそうです。
これもある程度時間をクリアしないと効果がありません。
時間については、「子どもを賢くする脳の鍛え方」をお読みください。
さて、親子で音読する際に、大事な心構えやテクニックがあります。
小学生の音読の宿題にも当てはまります。
塾のカリスマ先生から伝授してもらった秘訣を公開しましょう!
1. 毎日やる!
長期間継続して毎日行うことで、絶えず脳は鍛えられ、
その機能が向上するのだそうです。
2. 相手にわかりやすく読む
小さな声で一人ボソボソと読ませてはいけません。
親子で向き合い(お母さんは家事の手を休めること!)、
ちゃんと聞いてあげることです。
2. 声は大きく、ゆっくり、はっきりと発音、文節は区切る
読むスピード、声の大きさ、はっきり、かつ丁寧に読めているかどうか
チェックしてあげてください。
読みながらしっかり文章の意味をとっていくよう、区切りも意識させます。
分かち書きや句読点で切りながら読ませます。
早口でササーッと読んだり、モゴモゴ読んでも、何の効果もありません。
この音読法は、、例えば、
さあ、さっそく音読を始めましょう!
はじめての音読には、このテキストがいちおしです。
私も購入し、娘が取り組んだ音読のためのテキストです。
これで発声練習をして、音読ドリル(次ぺージ)に取り組むのが理想です。
自分で読めるまで、親が読み聞かせしてあげるといいでしょう。
(学研・川島隆太教授監修)
4~7歳向け
(↑)中身。このようなカラフルなページもあります。
「親の本」には、解説や指導のポイントが書かれています。
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