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カテゴリ:野球
パ・リーグに続き先週末、セ・リーグが開幕し、いよいよ本格的な野球シーズンが到来した。
私は今年から野村楽天のファンとなった訳だが、楽天は極めて厳しい戦いを強いられている。 開幕から8試合で1勝7敗。 野村監督が開幕時に掲げた、20試合で10勝は事実上、達成不可能である。 それどころか、10試合で1勝のペースである。昨年、辛うじて免れた100敗も充分射程圏内となってしまう。 現状では、上昇の見込みは全くない。特に問題なのは、野村監督が言っている通り、得点圏での拙攻である。ランナーを溜めるもののほとんど帰すことができない。ただ、タイムリーヒットが出ないのは、ある程度予測できていたであろう。 しかし、ヒットだけが得点の方法ではない。近鉄とオリックスの切れ端とは言え、プロにまでなった人間の集まりであるなら、バント、走塁術などで得点する方法も知っているはずだし、ある程度実践できるはずだと野村監督も踏んでいたに違いないだろう。 それが全くできない。いくらベンチが最良の作戦を指示しても、実践できる人間がいなければ当然のことながら、得点することはできない。 これは野村監督の言うところの『パ・リーグの野球は、投げ損じ対打ち損じの戦い』から来る、パ・リーグの長年の大雑把な野球が原因していると言える。 雑なチームを寄せ集めて作った楽天ゴールデンイーグルスという球団を戦えるチームに改革するだけで3~5年はかかるだろう。優勝を争えるまでにするには・・・野村監督のご存命中は不可能かもしれない。 それでも、今の厳しい現実を耐えねば、その道筋すら見えてこないのだ。ファンは短期を起こさず、野村監督にお任せするしかあるまい。 だが、ヤクルト、阪神の監督時を思えば、勝てない将への風当たりはあまりにも冷たいのが現実。残念だが、チームを追われる日は思ったより早いかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月03日 11時16分49秒
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