シンドラーのリスト
BSPで「シンドラーのリスト」を観た。シンドラーという実業家が、自分と工場にユダヤ人を雇い、1100人のユダヤ人を救う。 ナチスはユダヤ人を最初はゲットーに住まわせ、次に強制収容所へ送る。映画の主な舞台はその強制収容所へ行く前の収容所。 白黒の画面は暗く、訳もなくナチスの軍人はユダヤ人をピストルや、機関銃で殺す。シンドラーは収容所長と親しくなり収容所内に工場を作り、そこからアウシュビッツに送られる予定のユダヤ人をお金やダイヤモンドで買って、チェコに送る。 ついにドイツが無条件降伏した日。工場に軍人、ユダヤ人を集め、軍人には家に帰るようにと言い。自分はナチス党員で裁かれるだろうと言う。 ユダヤ人との別れの時、彼らは急いで作った金の指輪を贈る。そこには「一人の命を救うものは世界を救う」と刻まれていた。 そこから映画はカラーになり、映画制作時にシンドラーに助けられた人々がシンドラーの墓に石を置く。 ひとたび戦争になると、殺すか、殺されるか。人は狂気に支配される。最期にスピルバーグはこの映画を殺された6000000(6百万)人あまりのユダヤ人に捧げる、という献辞で締めくくられる。