少し古いが、2月15日の朝日新聞、コラム”経済気象台”の「仕組み」の経済学-10に今の気持ちにピッタリの記事があったので、抜粋を紹介。
『…田中角栄が半世紀も前に始めた道路建設のための特別目的税が、利権を求める政官業を寄せ集め、共同体の崩壊、地方の荒廃、格差の拡大、果てはこの国の衰亡を招いた。…地方の首長のほとんどが継続を求めていることでも、利権の根深さに驚かされる。…語るべき国家感もなく、没落に向かう国で、10年先の道路建設の原資を確保しようと奔走する政治の劣化には嘆かわしいものがある。…経済成長に必要な合理的意思決定ではなく、談合や指名入札といった高コストで無駄な公共投資を繰り返す結果、税率アップで財源不足を補い続けるが、民力を衰退させる一方で競争を排除する非効率的な経済部門を拡大させてきた。このような「花見酒経済」が持続不可能なことは自明であり、政治が動かなければ、国民が行動するしかない。』
戦後復興がいつの間にか道路利権に変質してしまった今、国民の一人として行動するためには何をすべきか、選挙で自民党政治を変えるしかないのかな?
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