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演劇等に興味がある人、どーんといらっしゃいませ。 リンクについてはコチラ 一日更新で無い辺り、既に“日記”に非ず。 [全480件]
取り敢えず生存報告ですよ、と。 往々にしてあらゆる更新が止まってる訳ですが、PCが壊れるとこんなにもヘボイものかと絶望しておりますよ(←inマンキツ) てな訳で、某トイザらスで働いてます。 契約社員的なパートタイマーです。保険とか入ってます。 今年中には何らかのアクションを起こしたい所ですね。 面白いことは何一つ書けんかもしれませんが。 皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 ※近況※ クレーム処理のストレスの所為で、雷造さんは膨らんじゃったみたいですよ。
20世紀少年見てきました。 感想的なことズラズラと。 最近流行り気味っぽいマンガ原作の実写化作品。浦沢直樹原作のたいへん面白い(と個人的に思っている)作品。以下、ネタバレ含有の為お気をつけ下さい。 大学時代に原作は読んでいたのだけれども、二部に入った辺りの頃からとんと読まなくなってしまった為に凄くうろ覚えだったので、人物関係を復習しながら観ている感じでした。 ともかく堤幸彦監督作品ってことなので、ハナから主要人物らの背景が気になって仕方なかった(笑) 作品の流れとしては、「血の大みそか」でケンヂが行方不明になる所まで。冒頭で海ほたる刑務所にオッチョが収監されてる所から始まり、 同窓会→「ともだち」とその一派の存在→ドンキーの死の真相→ケンヂが指名手配されて地下に潜る→血の大みそか と概ね原作通りだったと思う。これに「よげんの書」の出来事が次々と起きていくのだけれども、随所に挿入される日付や、よげんの書の内容が何度か挿入される為、観ている側に時間軸の混乱を起こさないようにしているのかな、と思いました。 よげんの書の内容が自然と頭に残ってる感じ。 基本的には収監されてるオッチョが向かいの部屋に収監されている不幸な漫画家・角田(森山未來)に、ケンヂに関する一連の事件の真相を語る形になっている。 ここらへん原作だとどうなってたんだっけかな。思い出せない。 以下、キャラごとの感想。 ○ケンヂ○ なんかケンヂにしちゃカッコ良すぎって言うか、「唐沢寿明」って感じだっ(笑)「いらっしゃいませぇ、キングマートぇ、ようこそぅ」なんかまさに唐沢さんっぽいなぁと。ケンヂ達の中におけるリーダー、その行動力の演技は原作通りっぽくて良かった。少年時代の子役も上手。ロッカー時代のケンヂの姿もちゃんと唐沢氏が演じており、金髪でギター抱えた如何にもな80~90年代初頭の雰囲気が出ており、たいへん笑わせて頂きました。 原作のケンヂよりも二割増しくらいで感情的な表現が増してる印象。血まみれの男(遠藤憲一)からドンキーの死の真相を明かされた時や自宅のコンビニが燃やされた時は本当に悔しそうだったし、「お前しかいない 地球を救え」というドンキーからの手紙を見て決起するシーンなんかは素直にカッコ良かった。 ケンヂが指名手配されるまでの過程が大幅に端折られるので、その辺はちと描写不足かなとも…。 ラスト、ロボットの爆発に巻き込まれたケンヂですが、あの爆発の大きさだと周囲の皆まで巻き込んでると思う(爆心地から結構離れた距離にある都庁が崩壊するくらい)。少なくとも付近のビルの屋上に居たオッチョや、路上のユキジとモンちゃんは死んでるとしか思えない(笑) ○マルオ・ヨシツネ○ マルオ役はホンジャマカの石塚英彦氏が、ヨシツネは香川照之氏がそれぞれ演じてます。マルオはおおよそイメージ通りですが、ヨシツネは更にその上を行くイメージ合致。やや臆病で「普通さ」が漂うサラリーマンそのまんまで驚いた。大人になってもユキジへと想いを寄せ続けているのもしっかり描写されてて好印象。ヨシツネは個人的に好きなキャラなだけに嬉しい。あと、二部での彼ら二人はそれぞれキーパーソン(カンナと波春夫)に多く関わる筈なので今から楽しみ。 ○フクベエ○ うろ覚えながら出てきた順に。演じていたのは佐々木蔵之介さん。ネタバレすると彼が初代「ともだち」(ハットリくんのお面→ハットリ→服部→フクベ→フクベエ)な為か、フクベエとしての出番は割と少なめ。同窓会、地下での仲間達集結、年末のケンヂの隠れ家、血の大みそか当日と、本当にこれだけしか目立った出番が無い。演出なのかもしれないけど、佐々木さんは悪い奴を演じる際、自分の演技に何かしらの含みを持たせるので(という印象がある)、なんか怪しさ大爆発なんだよなぁ(笑)これが原作通りに内面歪み気味なフクベエだとするなら、続きがかなり楽しみです。ケーンーヂーくーん。 ○モンちゃん○ 演じるは宇梶剛士さん。うろ覚えなんだけど、タイムカプセル掘り起こした時点でもう不治の病に犯されてんだっけ?誰か教えて下さい。社会人ラグビーの設定は多分残ってると思うが、メインなアイデンティティはドイツ在住の方。事あるごとに「グーテンダーク」と挨拶してました。皆で昔のことを回想するシーンにはほぼ確実に居て、キーファクターを最初に思い出すことが多い人だった。確かモンちゃんもユキジが好きなんだよなぁ。それに関連した所が一カ所くらいしか無かったのが残念。 ○ケロヨン○ 演じるのは雨上がりの宮迫博之氏。同窓会しか出番が無い為に二部に期待します。気になったのは、ケンヂの召集を「無視した(原作)」のでなく、「ケンヂが気を遣い意図して声をかけなかった」ような感じになっていた所。ケロヨンが二部以降でどう関わって来るのかが気になる所だけど、下手するともう出て来ないかも…。だって二章の出演者欄に宮迫の名前無いし。 ○ヤマネ○ 演じるのは小日向文世さん。出張るのはやはり二部以降。 ○ドンキー○ 生瀬勝久さんが演じてたのですが、外見上で一番似てたように思えます。天パとか(笑)マイミクのシノ氏の言を借りるならば「ドンキーは回想で輝く男」で、まさしくそんな感じ。つーか似すぎてて困る。笑う。 ○ユキジ○ 演じるのは常盤貴子。確か常盤貴子が名前の由来になってるキャラが原作に居たような。ちょいと美人過ぎる気がしたけどまぁこんなもんかと。子供時代を演じてたのが松元環季=コハナだったのが印象深い。まさに力強さはユキジっぽいなー、と思いつつも、相棒のブルースリー(犬)共々、実はあんまり活躍してないような気がする。まぁ、原作でもカンナとの絡みが多いから出張るのは次回からでしょう。 ○オッチョ○ 一番遅くに合流するケンヂ一派のナンバー2。 妻子に関するネタと、登場までの「オッチョ=ともだち」疑惑はほぼ全スルー。ケンヂが仲間集めを決意してから最初のシーンがいきなりタイで(笑)、テロリストみたいな連中に捕まってる日本人を助ける為に単身アジトへ強襲を仕掛ける怪しい日本人としてアクションと共に登場。流石にスシ王子!の時みたいなコミカルさは無いものの、割とやりすぎな演出に笑ってしまった(カッコいいよだけどね)。堤監督ファンな自分は、やられてるタイ人テロリストの中にジャーミー君(TRICK)がいないか探してしまいました。 演じるのは豊川悦司。原作よりもワイルドな風貌で、浮浪者っぽさはかなり抜けていました。どうでも良いけどトヨエツのオッチョと佐々木蔵之介のフクベエが並ぶと女性の黄色い声が聞こえて来そうでした。 一部のオッチョのポジションはまさしくコンドルのジョー的なポジションなので、彼もまた二部で目立つようです。キャストクレジットが主演扱いだし。 と、ここまででケンヂの仲間を一通り書いてみて誰か足りないなぁと思ったら、コンチが居ない。「引っ越した友達」てのはサダキヨ(二章にてユースケ・サンタマリアが演じる)を指してんだろうし…確かに原作でも割と関連は薄いキャラだったけど、一切触れられてないのはどうなるんだろう。誰か情報下さい。 その他のキャラ 神様→この役者の方を自分は存じていませんでしたが、たいへん上手な印象。胡散臭さと温和さが同居する演技でした。 キリコ→ケンヂの姉。演じるのは黒木瞳。回想シーンのみの出演な為、多分二章以降にも出るっぽい。 万丈目先生→石橋蓮司がいわゆる傲岸不遜な役を演じるのを初めて見た。ビジュアルや台詞回しが相俟ってたいへん不気味。友民党のCMや存在が非常に公明党っぽいなぁと。あ、ちなみに自分は政教分離派なんで公明党や創価学会は消えれば良いと思ってます。悪しからずご了承下さい。 ロックバンド→及川のミッチーとナイトメアが歌ってた。ヒドい歌詞で笑ったw「みんな一緒にぃー♪手を取り合ぁってー♪」 エリカ→ケンヂの経営するコンビニ、キングマートの店員。池脇千鶴が演じていたんだけど、個人的には一番好きだ(笑)わざと滑舌悪くしてる所とか高ポイント。間違いなく堤演出なんだろうけど。 諸星→名前の由来がウルトラセブンな、キリコにプロポーズするも「ともだち」一派に殺されてしまう男(ちなみにキリコの方の由来は安楽死のプロなあの人)。ライゾウさんの大好きな津田寛治さんが演じてました。一緒に観ていたマイミクの小麦粉氏が気付かなかったのが意外だった。 ケンヂの母→名前忘れたけど、演じてたのが石井トミコさんだったのは覚えている(笑)この人のおばちゃんっぽさは大好きだ。「キングマートの時代が来たのよ!」とか。 血まみれの男→遠藤憲一さんは「20世紀少年――」といつものようにカッコ良くタイトルを予告編などで読み上げていたのにも関わらず、瀕死な人の役(笑)しかしこの人はやっぱ上手だなぁ、と思わせる演技ばかりでした。 「お前がケンヂか…」やドンキーの死の真相を告げる所などは非常に印象深いです。 ピエール一文字→「絶交」されて殺される宗教団体の教祖。演じるのは竹中直人氏。顔芸がもの凄い。なんでこの人はいつもこんな役ばっかりなんだろう(勿論良い意味で) 田村マサオ→ARATA氏が演じてました。純粋に不気味過ぎて怖かったです。彼の演技は「ワンダフルライフ」しか観たことがなかったのでもう尚更。宗教にハマってる人の気持ち悪さってこんな感じだよな、と思いました。 ヤン坊・マー坊→ ごく普通の佐野史郎さんでしたwと言うか、子役のデブい子が非常に憎たらしい感じで良かった。 カンナ→ 赤ちゃん→幼児→少女と劇中で成長しますが、赤ちゃんと幼児期の子役が蝶・可愛い。 と、大体印象に残ってるメンツはこんな所ですかね。敷島教授の娘はマンガの方が可愛かったと思います。やっぱナースにおさげは似合わねーよ、うん(オヤジの見解である) とにかく原作の再現度がすこぶる高い反面、ケンヂの同級生の藤井フミヤやフッくんなんかはあんまり似てなかったりとバランスは悪い。反面、ピンクの電話の竹内都子さんとか、ジジババの研ナオコ、チョーさんの竜雷太(最初はケイゾクを思い出しちゃったけど)とかは似すぎてて困った。 細菌で血を噴き出して死ぬ人ら(オリラジの二人が哀れ…)や、巨大ロボット、世界各国のロケハンの気合いの入りっぷりは特筆すべき点ではないかと。 近年のマンガ原作ものの中ではかなりのまとまり具合(ただ、原作読者には端折り具合が物凄いだろうけど)で、今から二章が楽しみです。小さい頃に「秘密基地」をやった人なんかは懐かしいんじゃないですかね。自分は駄菓子屋でガシャポンや当たり付きガムを買ったりラムネ飲んだりして育った世代なので、懐かしくてちょっと涙が出そうになりました。クレヨンしんちゃんの「オトナ帝国」におけるひろしの心情ですね。 堤監督は「TRICK」でさんざっぱらカルト宗教団体の描写をして来た経験もあるせいか、「多人数の狂気と暴力」の描写が非常に上手いと思う。 「ともだち」の一味がカンナを奪いにケンヂのコンビニを襲うシーンは本当に怖いし、それが失敗した責任を一人に負わせて油ぶっかけ→「お前責任取れよ、ともだちだからいいだろ?」→焼死させる、の流れはマジに恐ろしいと思いました。 さて、二章を観る前にマンキツで読み直して来ないと。 二章は来年ですよ。
久々の日記ですが。 ちょっくら思うところあるんで書きますよ。 秋葉原のあの事件のこと。 仕事中だったため、事件を知ったのは夕方だった。携帯に届いていた「こんな事件があった」という母からのメールと、ニュースサービスで届いていた記事を読んでゾッとした。 その日、友人が二人ほど昼の秋葉原に居たからだ。 片方は買い物。片方は仕事。 大慌てで二人の安否を確認すると、幸いなことに事件に巻き込まれずに済んでいたことを知った。事件当時、片方は取引先の事務所で商談中、もう片方はまだアキバに着いていなかった、とのことだった。 胸を撫で下ろして、帰路につきながら改めて事件のことをwebで調べながら、その犠牲者のあまりの多さに怖くなり、その日アキバに行ってそうな人に電話やらメールをしまくってしまった。 よくよく考えたら被害者の名前が公開されていたのだからそっちを見ればよかったものを、今思えばなんて迷惑なんだろう、自分(笑) あ、でも負傷者は公開されてないんだった。 ……全員からの返事が無いので、未だ震えているのは確かだけれど。 にしても、酷い事件だ。 個人的な感情で人を殺す気持ちってどんなんなんだろう。 犯人は「最初しか覚えていない」そうだ。 ふざけるなという思いだ。 自分たちは怒らなければならない。 と、犯人に対する怒りも最もだけれど、マスコミやこの事件に対してのコメンテーターの言うことにも怒りを覚える。 殺されてしまった被害者はもうそれだけで可哀想なのに、それ以上の「可哀想な演出」を付与する必要がどこにあるんだろう、と思う。遺族の個人情報を根掘り葉掘り調べ上げてTVで公開して視聴者の感情を煽ってどうするんだろう。 コメンテーターなんかは「歩行者天国の警備はどうなってんでしょうね」とかすぐに責任問題追求の発言。 mixiの日記やらでこの事件のことを書いている日記を幾つか読んでみても、「何で誰も止めなかったんだろう」とか書いている輩までいる。 いざ実際にナイフを振り回したバカなイカレ男に突っ込んでいく勇気なんて、誰もが持ち合わせているものじゃないと思う。 果ては「ああ、またひぐらしが叩かれる」だの「ただでさえオタクは肩身が狭いのに」だのの心配をしている輩までいる。 人の日記にケチをつけるつもりじゃないけど、そんな心配なんて別にしなくていいじゃねーかと。自分はオタクの肩身の狭さなんて今に始まったことじゃないんだからどうでもいいと思っている。偏見を持たれて嫌悪されるのがヲタだ。人並みに守られるなんて思っちゃいけないと思うよ。 と、様々な人の意見を見て、自分は現代人の想像力の欠如を思い知った気分だった。 と言うか、最低限の情報でも犯人の行為は憎むべきものであるし、被害者や遺族は哀しい気持ちであることには変わりない訳だ。 想像しても当人じゃないから到底実際のものには及ばない、なんて言うのは、自分には想像をハナから放棄する言い訳にしか聞こえない。 想像もつかないことというのは恐ろしいことだからこそ、犯人は憎くなるし被害者の無念さが分かってくるモンなんじゃないのだろうか。 マスコミから流れてくるお涙頂戴、犯人憎しな構成情報を受けるよりも、余程真実味があると思う。 下手に演出するから「遠い場所の出来事」で済ませちゃうんじゃあないかと。 帰路を自転車で走りながら、もしも自分がその場所に居たならばどうしただろう、と考えてみた。 出来ることなら犯人を止めたり、刺された人の手当てに向かいたい所だけど……でも、いざその場に居たらきっと怖くて怖くてたまらないはずだ。 だからきっと自分は逃げてしまう気がする。 いざそのときになってみないと分からないけど。 じゃあ、もし自分が刺された人ならばどうだったろうと考えた。 これこそ、想像を絶している。 無念で無念で死んでも死にきれないないだろう。 やられたらやり返さなきゃ気がすまないから、自分。 「踊る大捜査線」の映画版で、深津絵里演じる恩田刑事が撃たれた際、「アタシの身体の中から弾丸を抜いて、それを銃に込めてあのバカ(犯人)を撃って」って台詞を思い出した。 「亡くなった方のご冥福をお祈りします」って文面をよく見るけど、自分には書けない。 何度も言うけど、人に取っての一番の福とは生きていることだと思うし。 秋葉原にはもう何度も行っているせいか、TV画面に映る場所に凄く見覚えがあり、自分はたまたま運が良かったのだと考えると恐怖を覚える。 自分は犯人が憎い。犯人の気持ちはちょっと分かる。自分も派遣だった頃にイヤな思いを沢山したから。でも、それを何も関係の無い人に向けるのはどう考えても良くない。許すなんて出来ない。ブン殴ってやりたい。多分、遺族の方はこんなもんじゃ足りないだろう。 誰も死にたくなんてないし、死なれたくなんて無いんだから。 そして実際、犯人の罪は犯人一人の死刑なんかじゃ到底釣り合わない。 また、被害者の中にマイミクのめたりっくさんとガレフさんの母校の生徒さんがいらっしゃることを知った。 自転車を漕ぎながら自分が死んでしまった後のことを想像したりしていると、耐えられなくなって思わず泣いてしまった。 今年で自分は24になるけど、それと同じくらいの人生が一瞬で無くなるとは、なんて哀しいことなんだろう。 自分達はもっと想像しなくちゃならない。 人が人を恨むようなこともしちゃいけない。 「ご冥福を~」と書きたくないので、近々秋葉原に行ってちゃんとお線香を上げてこようと思う。 けど、TVの中継にヘラヘラ笑いながら映りに来てた連中を見ると、犯人ではないけれど殺意を覚えた。 ああはなりたくないものだ。 もし子どもを持ったら、その辺りしっかり教育しようと思う。
「だから俺は声高に叫んでんですよ! “憲法九条・反対”ッ!!」 □続・演じるにあたって□ と、言う訳で自分が演じる役どころ、梅原が可哀想な人物であることに気づいた私は、様々な設定における解釈を展開することと相成った。 つづくぜ!
「あぁ? なんだってぇ……ヤらしてくんないの?」 デキシK第六回公演「微睡み Girls Bash」にて、自分は「梅原 宰乃左」役を演じました。 演じるにあたって、考えたことをいくつか。 □梅原・プロフィール□ 本名:梅原 宰乃左(ウメハラ スズノスケ) 28歳/2月5日生まれ/B型 読買新聞を始め、政経ジャンルを扱う週刊誌などで原稿を請け負うコラムニスト。 幼い頃から本を読むことが好きで、運動は苦手だった為に体育会系の連中を「低俗な連中」として見ている。プロレスラーから国会議員に転身した人物などは大嫌いで、積極的な批判の的にしていたりする。 公立の中学→高校と進学しつつも特に部活動などには所属せず、淡々と一人で自分の世界に没頭し文章を書き続け、大学を二年ほど留年しつつも卒業した後、宗教団体と政党の癒着を題材にしたノンフィクション小説で二島由紀夫賞を受賞。26歳でデビューを果たす。 出身は群馬。実家は大地主なので金持ちなのだが、大学進学に際して父親と進路のことを巡り対立。政治の観点でも実父のことを嫌っていたたため、進学と共に上京し一人暮らしを始める。一切、仕送りは受け取っていない。 母とは小学生の頃に離婚して以来会っていない。故に家族構成は父と祖父、祖母の四人だが、本人はその誰もに心を許しておらず、絶対に援助などされるものか、と考えている。母と離婚せざるを得なかった父親を「力の足りない口だけの男」と考えているが、母の方も「結局逃げることを選んだ馬鹿な女」として見ている。 中学生の頃にはこの考えに至っていた為、無論のこと尊敬などはしていない。 血縁上ではこの他に弟が居るも、離婚して以来会って居ない。 智子とは大学時代に一時的に入っていたサークルで出会っていた。 当時、「絶対に色んな人に真実を正しい眼で見てもらえる様な物書きになりたい」と眼を輝かせ、「君を幸せにしてあげたい!」と真っ直ぐな眼で告白して以来の付き合いだ。 その性格は作家としてデビューして以来変わり始める。友達や信頼できる人物はどんどん少なくなり、挫折しても常に一人で前を向いて生きて行く姿勢こそは変わらないものの、力ある人物に頼ったり、資金面での現実を見た影響か、彼の考えは次第に「売れて金さえ入れば、一流の仲間入りだ」となってしまった。 時にプライドをかなぐり捨てて土下座した時にも、「今に見てろよ」と常に上を目指す野心を忘れないのは彼の長所でもあり、絶対的な短所であった。 それが、今の彼を構成する全てだ。 やがてそれは、物書きとしての才能の開花に伴い、揺ぎ無い一つのアイデンティティとなる。 「何があっても、俺は一人で何とかできる」 強い思い込みが絶対の自信に変わった彼は、その人生観を大きく活かしたものを書くようになる。幾つものペンネームを使い、右翼と左翼の思想や主張を一般人に分かりやすく解説した本を書く傍ら、徹底的な右翼思想の推進を旨とする文章も書くようになった。 そして、遂に彼も28歳になったとある春先の一日。 小説「悪政断罪☆七福神」シリーズの原稿を書き終えた宰乃左の前に現れた女性、「広瀬」。彼女との出会いによって、宰乃左のレールが終着駅へと向かい始めたことを、当人は知る由も無かった。 □時間軸□ 以前にも触れたが、この芝居はシーンの時間軸が前後する構成になっている。 プロローグから始まりエピローグまで、全部で6つのシーンがあり、まずはここで時間軸と事件のおさらいをしておく。シーンNoは舞台上で描かれた流れです。 まずはキャラ解説から。 綾乃 → 「メゾン緒方」の大家。佳乃の兄。 佳乃 → 綾乃の妹。アダムが好き。 アダム→ 住人。自称、名探偵で神の使徒のニート。 梅原 → 住人。作家をやっている。 裕太 → 住人。浪人生。智子のことが好き。 智子 → 宰乃左の恋人。 広瀬 → 新たな住人。実は極左の過激派メンバー。 丸木 → 広瀬の仲間。過激派メンバー。 前田 → 広瀬の仲間。過激派メンバー。 フェル→ 本名「フェルナンデス」。アダムの仲間。 悪魔 → アダムをそそのかし、この世の破壊を狙う。 【シーン1】一日目(舞台:アパート) ・広瀬が入居してくる ・アダム、フェルナンデスと共に「神の使徒の責務」を果たすべく魔界へ。 【シーン5】二日目?(舞台:アパート) ・丸木が刀をアパートに持ってくる。 ・智子が梅原と映画に行く約束をする→裕太がそれを止める(プロローグで描かれた部分) ・丸木が梅原を殺そうとアパート内で暴れ回るも、広瀬がそれを止める。 ・梅原、混乱のあまり智子に口淫を強要、裕太と梅原殴り合いになり、梅原去る。 ・裕太と智子、恋人同士に成る。 【シーン2】二日目?より数日後(舞台:アパート) ・広瀬、丸木が梅原を捕縛。 ・裕太、縛られている梅原を放置。 ・広瀬が離れた隙に智子が梅原を助けるも、罵られたことに激昂して梅原を絞殺。梅原死亡。 ・広瀬、丸木、前田が死体の梅原を外に運び出す。 【シーン4】二日目?より数日後(舞台:魔界) ・アダム、フェルナンデスを含む神の十二使徒が暗黒大魔王と戦い、倒す。 ・アダムを除いた全員が戦死。 ・悪魔がアダムに接触。悪魔にそそのかされたアダム、折角蘇ったフェルナンデスを殺害し、魔界を脱出して地上に戻ろうとするも、悪魔に陥れられてキチガ○になってしまう。 【シーン3】シーン4より数日後(舞台:アパート) ・アダム、キチガ○になりながらもアパートに帰宅。 ・広瀬がアパートを去る。 ・裕太が宰乃左と智子が行方不明になっていることを佳乃に相談する。 ・アダムが裕太に智子の居場所を教える。裕太、智子を追って外出。 ・綾乃、激昂してアダムを殺そうとする。 ・悪魔がアパートに現れる。 【エピローグ】(舞台:アパート→何処か) ・アダム、悪魔を撃退して健常者に戻る。 ・綾乃、アダムを佳乃に近づく「悪い虫」として暴行を加える。 ・佳乃、綾乃と決別宣言。アダムと共にアパートを後にする。 ・裕太、何処かの道にて智子と再会、抱きしめ合う。 ●終劇● と、こんな流れ。 時間軸を敢えてバラバラにする構成は映像なんかだと分かり易いのだけれど、舞台芝居だと極めて分りづらいことこの上ない代物です。映像挿入とかを駆使するのも一つの手ですが、それはある意味逃げにも繋がる部分であり(つか映像機器は高いので)、今回のデキシKはそれを上手く伝えるのが目標の一つだった(らしい)。 お客さんに理解して貰うには至りましたが、それが上手く作用していたかは自分には判断しかねるので、敢えて何も言いません。 そんじゃま、配役解説の続きをば。 ―性格― 強気な自信家。 自分に絶対の自信を持つが故に周囲のことなど当然見下しているし、何より実力に裏打ちされた文章を世の中に放り続けている点と、持っている金の量を己のステータスと考えている為に、誰かの言うことには耳を貸したりなどは断じてしない。 自分の正しさこそが全て。更に、反論を投げかけられた際に更なる反論で相手を論破することを至上の快感としている。 だが、恋人(現段階での)である智子に対しては別。上記の事柄への反動のように感情的に当たって常にワガママな振る舞いをする。逆らおうものなら暴力を振るうなど必定。それは一種の甘えに似た行動に近いが、智子にしてみればいい迷惑である。 言ってしまえば、強気に振る舞っている自分の中の何処かに、「否定されることへの恐怖」があるのだ。自らを最も強く深く否定出来る立場にいる存在――智子を暴力で抑制することが、そのまま自らの臆病さを隠す行為なのである。 自分が一番の自己中人間なので、当然周囲の空気や相手の反応など知ったことではない。 ゴーイングマイウェイ、何処までも自分が正しくなければ気がすまない粗暴な男である。 □宰乃左と綾乃□ あくまでも大家とそのお客、との関係。色々と仲良くしておけば便利だろう、と宰乃左は考えているが、実際の所は「イヤな人間」と思われている。 □宰乃左と佳乃□ 宰乃左は佳乃が「自分のことを尊敬しているいいお兄さん」と思っていると勝手に思い込んでいる。しかしながら、実際の所は「ウザイオッサン」と思われている。 □宰乃左と裕太□ 負け組の人と思っている。更に、自分は裕太から睨みつけられたりイヤな態度を取られたりしていて気分が悪い、との被害者意識で行動しているのに加え、裕太の方も智子に関連することなど諸々の感情から嫌悪している。犬猿を通り越した仲。お互いに死ねば良いと思っているのではないだろうか。 □宰乃左とアダム□ おかしなことばかり言っているニート、と思っている。社会的立場から判断して自分の方が上だと思っているため、見下している節がある。 □宰乃左と智子□ 恋人関係と言うのは勿論建前。宰乃左にとっての智子は最早所有物の一つでしかなく、事あるごとに恋人としての態度を求められ、非常に鬱陶しく思っているのが本音。言えば部屋の掃除などをやってくれる為、基本的に便利なパシリである。酷い時には性欲処理係、もっと酷い時にはダッチワイ○と思っている節がある。 □宰乃左と広瀬・丸木□ 当初はただの新しい隣人だと思っていたが、殺されかけてから危ない連中と警戒していた。しかし油断して捕まってしまい口論になった際は、「頭の悪い左翼の連中」と考えて見下している。宰乃左にとっての左翼とは、頭の悪い猿の集団程度の価値しかないのだ。 □宰乃左と前田・フェルナンデス□ 会っていないので何もない。 □演じるにあたって□ 一回書いたものが全部消えたよ畜生。 今回ほど役作りに苦労したのは久しぶりだと思う。 自分は脚本を追いながら役作りをしていく中で、そのキャラクターが感情を動かす(楽→哀、怒→強い怒など)ポイント的なものを設けていくんですが、今回は脚本を改稿していく中、たまたま自分が設けていたそのポイントが大幅に削除されることが立て続けに起こり、それに上手く順応することが出来ず……結局もっと作り込めたなぁという想いが残ってしまった。 つってもデキシでは脚本のカットや改稿が多いのは毎度のことなんですがね……そんでも今回はその量がちょっと多かった気がする。と言うか多かった。その結果、宰乃左は初期のキャラクター像から大きく変化したキャラの内の一人だと思う。 台詞=脚本上に散りばめられた人物のヒントが減って無くなっていく以上、どうしても自分はキャラクターの持つ人間性の辻褄合わせを考えてしまうのは長所でもあり短所でもあるなぁ、自分の。 日を追う毎にキャラクターが薄くなっていくので、それに順応するのが大変だった。仕事場故に多くなった遅刻による罰ゲームも手伝い、やる気もモリモリ減っていく状況だったのでハッキリ言って集中出来ていなかったと思う……てか、罰ゲームよりも稽古に時間を割いた方が絶対良いと思うのは自分だけだろうか。遅刻しといてこんなこと言うのもなんだけど。 取り敢えず何とか役のイメージを身体で覚えなくちゃならんってことで、智子役T口氏と距離を置いて接してみたり、裕太役N西氏に宰乃左のままで接してみたり……共演者に迷惑をかけたと思います、反省。 気のせいかもしれないけど、宰乃左は作り手側の人達の時点で嫌われていたような気がする。ぶっちゃけた話をすると、衣装からして自分は納得していない。ドテラにモモヒキとサンダルが標準的な服装(外出時はこれにズボンを穿くだけ)のナルシスト気味な人物なんて聞いたことねえよ。しかも作家で。その辺りは未だに理解も納得も出来ていない。 髪型に関しても、演出は「坊主」で衣装は「短髪のツンツン頭」……何だよ、意思疎通出来てねーじゃんと僅かに腹を立てた。こんな感じで、造形に関してかなりぞんざいな扱いを受けていたと思う。「この役はこれでいーや」的な。 それに気づいた時、自分は宰乃左が「なんて可哀想なヤツなのだろう」ということを悟ったのです。 つづく。 |一覧| |
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