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これで3度目で
こうなるのも予測してて でもこうなりたくてまた出向いてた。 そこにはなんの保障もない なんの肩書きもない でもお互いそれで良かった お互いその方が良かった 後ろめたく思うこと、何ひとつない。 次を期待するような言葉も言わない。 確証を求めるような言葉も言わない。 ただずっとじゃれあう間 触れ続ける体温が心地よくて 時折目を開けていたずらに笑う。 普段よりも優しいような小声。 小さい子供をなだめるような。 抱きしめないくせに、腕をまわす。 寄せた顔が離れない。 愛しくも無いし、恋しくも無いし、大切でもない。 恋心なんかない。 でも寂しいわけでもない。 欲しい。 自分にない、目に見えないもの。 触れるほど近くにいたら、吸収できるような気さえした。 いま誰のものでもないから。 誰のものでもなくなるまでは、触れなかったのが 臆病と優しさと、あと面倒くささのあらわれ。 誰かのものなら、触れない。 自分のものにも、しない。 根底にある共通点。 でももう引越しする。 また会えるけど。 でもこんなじゃれあいは最後。 次に会うときはきっと また真面目に互いの仕事の話をしよう。 マルボロの味がしたような 2010年最後の、長いきすだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.30 13:49:12
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