|
カテゴリ:学会活動・大学等
関西学研都市にある、ATR(正式名:株式会社 国際電気通信基礎技術研究所)のオープンハウス日だったので4年ぶりに行ってみた。 建物自体は以前と同じだが、敷地が広く、維持管理の造園業者が儲かる感じ。 関西学研都市そのものが、バブル崩壊以降、敷地確保したものの、空き地が目立つが、 公園整備や道路植樹には金をかけているので、造園業者は儲かる。 ATRの研究スタッフは、NTTの研究員出身者が多く、ついで大メーカの研究員の出向者が多い。提携企業もNTTのグループが多い。事務スタッフもNTT系が多い。 建前は民間だが、実態は国立の研究所みたいである。 ATRは1989年のバブル時に開所され、私も数年、自然言語処理系の協力技術スタッフとして関わったので、その後もたまに見に行くのである。 成果あがっている部門と上がらない部門があり、金ばかり使い、成果が出ない部門はリストラ対象になる暗黙ルールがある。 4年前にあった、自然言語処理系の研究所(ATR自体は持ち株会社みたいなもので、研究分野別に事業会社のような研究所が個別に作られる)は、ほとんど消失し、後片付けのスタッフが残っているだけのようだった。 自然言語処理系の研究所は、20年以上の研究期間あった割りに、成果が途中から出なくなった。研究方向が間違っていたが、資金あったので、公務員組織のようにズルズル行ったのが背景。 ------------------------------- 元・研究員はどうなったのか?とおもったが、調べたところ、 現在のATRのすぐ近所の、大きな研究所に移ったそうな。 ある意味、研究員にとって天国です。 不運なのは、大きくない企業からの任期付き研究員かな。 研究やりたいなら、院卒後に大きい組織にいないといけない訳だ。 1)非NTT出身者(ただしNHKや民間メーカー出向者以外)は、 独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)に所属するユニバーサルコミュニケーション研究所に移管したらしいが、研究内容は制限があるそうです。 (ユニバーサルコミュニケーション研究所は、ATRのすぐ近所に本体あり、ATR内に分室ある。) 2)NTTの研究所出身者は、 ATRのすぐ裏側の大きなNTTビルにある、NTTコミュニケーション科学基礎研究所に戻ったそうな。 大きい研究所です。 ここは予算が大きいねえ。 (部長クラスの研究者は、既に多くが有名大学に天下りしているが・・・) ------------------------------- 関西学研都市の各研究所は建物は立派なところが多い。 悪名高い「私のしごと館」もここにあった。国会図書館(関西)のそばにある。 どうするのかねえ。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月09日 17時34分41秒
コメント(0) | コメントを書く
[学会活動・大学等] カテゴリの最新記事
|