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テーマ:ウランと放射能とガン(30)
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放射線医学 一般知識 ホルミシス 原爆、チェルノブイリ 自然状態 一般知識 いままでの一般的知識はだいたい以下のことからなっている。 1 強力な放射線が急に当たった場合 2 放射線の強い地域・現場での病気のデータ 3 実験的研究では、ネズミ実験と、リンパ球・紫露草 への放射で染色体が変化した形を調べることがされている。 放射線の生物学的効果比については、臓器によって耐性に違いがあり、(放射線荷重係数) 細胞分裂の周期が短い細胞ほど、放射線の影響を受けやすい(骨髄にある造血細胞、腸の内壁などがこれに当たる)。逆に細胞分裂が起こりにくい骨、筋肉、神経細胞は放射線の影響を受けにくい。 できつつある胎児の脳細胞なども弱いとされている。 後述するが、組織荷重係数:生殖腺は0.20、肺や胃は0.12、肝臓は0.05、皮膚は0.01など。 一般知識としては、「被曝(ひばく)Wikipedia」が体系的によくできていてお勧め。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D 一般に、人間には回復力があり、一定以下の損傷ならふつうの病気と同様、とりあえずは完全に回復することが多い。(回復が永続的で年を取っても大丈夫、とは限らないが) そのため、少しづつの慢性的な被爆が累積しても急性の被爆に比べて発症にいたる被爆値が高い。 ホルミシス また、少量のγ線は体にいいとか、γ線を当てた後の細胞群ではα線への耐性が少し出ているとか、動物実験では病原菌への抵抗力が増したとか、いう現象がある。 ラドンガスはα線源だが、ラドン泉は民間療法として知られている。 これらは、新陳代謝が活発化したとか、細胞の未知の慣れと考えられている。 良薬口に苦し、「微量の毒は一面薬にもなる」 、というのもこういう原理。つまり、窓際族な古い細胞を破壊するので、新しい細胞が生産されるようになるわけ。ちょっとひっぱたいて活を入れるわけである。 ただし免疫体力など全体が弱れば単なるダメージでは。 原爆の被爆研究から 急性の全身被ばくで 100%急性致死量は7Sv 50%致死量は約5Sv 胎児の場合は,原爆放射線1.4Sv の急性被ばくで,重度精神遅滞症が70%の高頻度で発生した。 それも含めて、統計データに影響が現れるのは、0.2Sv=200mSv以上からとされている(ICRP60)。 (原爆の場合は、ほとんど、ガンマ線と中性子によるはず。) 児童への影響は、大人よりも遙に高い。年を取って現れるガンについてもそれが強く現れている。(資料の表から) 骨髄性白血病は数年後からかなり高い感受性で現れ、10年すれば減っていく。 ガンへの影響が現れるのは、20年以上経ってからとされる。 資料――原爆の被爆研究から 固形がん死亡率の過剰相対リスク http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/pict/09/09020312/04.gif 放射線生物効果の年齢依存 http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/09020218_1.html ☆注目:各種の症状―→ 原爆放射線による人体への影響 http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/09020310_1.html ☆晩発性の身体的影響 http://atmsearch.tokyo.jst.go.jp/pasrch/servlet/PASearch 原爆との差は、自然ガンに対して、数~十数%程度の比。 http://www.rerf.or.jp/nihongo/radefx/late/cancrisk.htm 原爆被爆者における癌リスク 小児への放射線影響 http://atmsearch.tokyo.jst.go.jp/pasrch/servlet/PASearch http://www.taishitsu.or.jp/r-bio/index.html 放射線は生命にどう働くか http://www.taishitsu.or.jp/r-bio/r-bio8a.html 『毛の場合に見たように、放射線の影響は放射線を受けた直後には何もなく、何日か経ってから突然大きな変化が見られるのが特徴です。これが放射線を全身に受けたような時にも起こります。 それぞれの幹細胞の増殖が止まって細胞の補給が絶えても、残っている機能細胞が何とか役目を果たしている間は症状が出ないで、機能細胞が全くなくなってしまった時に急に症状が悪化するわけです。この事は項を改めて詳しく説明することにします。 』 図3 放射線による急性症状 http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/pict/09/09040406/04.gif http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~wajima/sub030117kondo.htm ,「放射線の急件被ばくの場合,50%致死量は約5Gyで、3Gy以下なら急性死亡の危険はない」という経験法則が正しいことを証明した。 3Gy以下の放射線被ばくなら,成人の場合,たとえ一時的に身体の被ばく部位に障害が起こってもほとんどは正常に治る。しかし,胎児の場合は,原爆放射線1.4Gyの急性被ばくで,重度精神遅滞症が70%の高頻度で発生した。ただし,この精神遅滞症も,0.2Gy以下の被ばく線量では,被ばくしない場合に発生する頻度まで低下し,放射線の危険はなくなった。 (この資料を書いた年寄り学者は外部被爆しか考えていない。5%以上死亡のレベルでも『ほとんどは正常に直る』と書くなど、主張はあてにならないが数字は引用する) チェルノブイリ チェルノブイリで得られた教訓は、 ヨウ素131の食物連鎖による甲状腺ガン。 他にも、ガン性の病気が増えているという話があるのだが、これは田舎と都会の差に近いか、より少ない増え方でしかない。(二年前の考察なので、資料は埋もれた) 生活の変化、などの原因の方が有望だと思う。 自然状態の値 放射線の影響 空気中のウラン粒子 ウラン粒子の放射量 Q 我々は、自然状態でどの部分をどんな形でどれだけ被爆しているのか? A 殆どはガンマ線の形で全身にまんべんなく受けている。 ウラン粒子もあるが、これによる吸入被爆はIRCPの許容量の0.2%以下らしい。 α線による被爆を集中的に受けるのは、肺からの吸入被爆だが、一般に自然の場合ほとんどがラドンにより、世界の平均1.2mSv /年 である。 自然状態でどれだけの放射線があるか、ウラン塵がどれだけあるか。 許容量 実際には、障害が統計に表れ始めるのは、200mSv/年から。 原子力施設の基準として、一般住民1msv/年 自然放射線により私たちが1年間に受ける線量2.4ミリシーベルト(世界平均) 外部空中被爆 愛知のガンマ線自然放射能の測定からして、50nGy/h≒0.44msv/年 後述資料図から見ると、地上での中性子強度は4μsv/h=0.35msv/年 人の身体の中には何時も7,000ベクレル以上の放射能があるとか、 1) 世界の屋内ラドン濃度の平均は40Bq m-3で、・・ チェコの140 Bq m-3・・ ラドンによる被ばく線量を考えると・・世界の平均1.2mSv y-1・・世界のラドンの線量変動幅は0.2から10mSv y-1と・・推定されている (ラドンはα線を出す気体である) 世界平均の中性子成分 0.1msv 吸入被爆 U Rn Tr 1.26msv(0.2~10)(Rnの屋内濃度による) 食品被爆 カリウム40 0.17msv ウラン系列0.12msv(0.2~0.8) (屋外空気中で通常0.1~10Bq/m**3) 成人男子(体重約60kg)の場合、 体内にはカリウム-40が約4,000ベクレル存在しています。 ・・炭素-14が約2,500ベクレル、ルビジウム-87が約500ベクレル、 鉛-210・ポロニウム-210が合わせて約20ベクレル・・ (α崩壊をするのは、鉛210から生じるポロニウム210とラドンのみ。他はすべてβ崩壊) (ポロニウム 10bq/60kg×7.7Mev×(1/3.1×10^-14 ×3.1×10^7 msv)=1.26×10^-1msv) クウェートに住んでいる人の吸入による被曝量は年平均0.05ベクレル/m^3で、IRCPの勧告で規定されている許容量の0.2%以下となる (資料→ 次頁> 「資料――自然状態の値」 ) 目次 ウランと放射線とガン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月09日 20時54分39秒
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