YAGP GALA 鑑賞記
今日は生徒を3名連れてYAGP GALA公演へ行ってきました。お目当てはアリーナ・コジョカル。何を踊るかは発表されていなかったので、もうドキドキワクワクで会場へと赴きました。プログラムを見て大喜びしたのはYちゃん。コジョカルは海賊のグラン・パ・ド・ドゥを踊るのです。Yちゃんは来年の発表会で海賊のグラン・パ・ド・ドゥを踊ります。それで大喜びだったのです。他にはNYCBのアシュレイ・ボーダーがチャイコフスキー・パ・ド・ドゥを踊ります。バランシンの本家本元です。貫禄のプリマ 酒井はなさんはグラン・パ・ド・ドゥとコンテ作品を。Kバレエの康村和恵さんと清水健太さんが熊川版のロミオとジュリエットを踊るのもサプライズ。これも楽しみです♪今回のガラ公演はYAGPの10周年ということでコンクールの出場者(なんと予選から)がデフィレに出演するのです。100名以上の大がかりな作品!!!司会者の話によるとギネス記録だったとのこと(笑)このデフィレに出演できた出場者はラッキーですね。世界の著名なダンサーと同じステージで踊れるのですから。さて、お目当てのアリーナ・コジョカル。パートナーは英国ロイヤルバレエ団のファースト・ソリスト、セルゲイ・ボルーニン。初めて聞いた名前だったのですが、すばらしいダンサーでした!!!二人の海賊はとても上品で風格のある海賊でした。コジョカルは流麗な音楽の中に存在しつつも時にはまるで時間が止まったかのような瞬間を見せてくれました。ボルーニンは上品なムードを漂わせたダンサー。高度なテクニークを備えつつも極端に誇示することはありません。でも、コーダでは大爆発してくれました!!本当にすばらしい、これぞ英国バレエという海賊で、なにやらフォンテンとヌレエフの映像と重なるような錯覚すら覚えました。もちろん他の作品もすばらしかったのですが、コジョカル&ボルーニンが秀逸だったため、ついついこればかりになってしまいました(笑)今年の舞台はこれが見納め。最後の最後に良いものを観られて幸せでした。