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カテゴリ:南米(ブラジル)
随分間が空いてしまったが、ブラジルでのお話の続き。
同行者の都合で和食が多くなってしまった話はしたが、たまには和食でも面白い話が聞けた。 サンパウロの日本総領事館が入っているトップセンターというビルの地下に飲食街がある。 そこに「阿吽」という大皿料理の居酒屋がある。日本の家庭料理が味わえて、駐在員には人気らしい。 カウンターの向こう側に「阿吽」と書かれた大きな布があり、ところどころにサインがしてある。 その中に一つだけ、誰が書いたのか判るサインがある。 かわいい、綺麗な字で「柴咲コウ」と書いてある。な、なんで? 料理人のがたいのいいおにーちゃんによると、、、、 駆け出しの頃の柴咲コウがCM撮影の為にブラジルにやってきた。 スタッフともども隣のスナック(主に日本人相手。でもブラジル人もカラオケ好きが広まっているらしい)で飲んでいたが、お店のおねーちゃんと男性スタッフばかりが盛り上がり、つまらなくなった柴咲コウと女性スタイリストはぶらぶら飲食街を歩いていた。 そこを「阿吽」のオーナーが見かけて、おねーちゃん、ビール奢るからちょっと寄っていかない?と誘ってお店に入れた。 ブラジル在住のオーナー、日本人とは言え、駆け出しのタレントの柴咲コウなんて知るわけも無い。 で、見た目美人の女性スタイリストにばっかりかまいだした。 ご機嫌斜めになるコウちゃん。思わず「タレントは私よ。」と言い出した。 オーナー、「うーん、顔は知らないなぁ。なんて名前?」 コウちゃん、「柴咲コウって言うのよ」 オーナー、「うーん、やっぱり知らない。」 オカンムリコウちゃん、「私がここに来たことを誰が見ても判るようにしてやるぅ」 ということで判りやすく、字も崩さず書いたのがこのサイン。 その後CM、映画、歌で売れっ子になった柴咲コウ。その時のスタッフは頭が上がらないでしょう。 いや、柴咲コウが歯牙にもかけないか。 一度そのスタイリストを見てみたいと思うのは僕だけかな?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.26 22:24:36
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