小川三知さんのステンドグラス
とある雑誌で小川三知さんのステンドグラスを初めて見てすっごく惹かれてしまった。これまで見たことのあるMade in Japanのステンドグラスは正直言って何か違う・・・やっぱり海外のステンドグラスの方が素敵だなあと思うものが多かった。これはまさしくMade in Japanならではの美と奥ゆかしさ早速、出典書籍『日本のステンドグラス 小川三知の世界』を調べて入手してみた何でも三知さんはアメリカ系ステンドグラス技法を伝えた素晴らしいアーティストで1867年5月29日生まれ。1900年日本画教師として渡米、ひょんなことから現地でステンドグラスの道に入って、11年間の米国留学生活を経て、日本のステンドグラスの発展に大きく寄与した方だという。当時のステンドグラスの製作者名、工房名が文献に残っていることは非常に稀で、関東大震災や戦争で失われたものも少なくないらしく勿体無いの一言だ何で今まで知らなかったんだろう、私特に私が惹かれた三知作品は↓ (1) 岩元邸(鹿児島・山形屋岩元氏邸宅)・・・四君子の対の丸窓2枚 (竹に菊、梅に蘭の丸窓1枚づつ) (2) 宮越邸(青森県五所川原市・津軽中里駅)・・・ 「涼み座敷」の障子ステンドグラス(紫陽花、コブシ、欅) 「浴室」の川柳にカワセミ (3) 白糸(京都府舞鶴市の老舗旅館)・・・ 6枚組障子『四季』(紅梅、白梅、欅、ツバメ) ※後年、2階和室から1階ロビーに移設されたらしい※ほとんどが私宅の様でこの目で拝見できないのが残念(3)の白糸だけは旅館(高級)なので財布に余裕ができれば見に行けるかなぁ こちらのHPでもステンドグラスの写真は見れる→http://www.shiraito.jp/是非いつかこの目でちなみに鳩山会館にも三知作品は数多く飾ってあるとの事で早速行ってきた私。素敵でした~。