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実は妊娠が判明していたのですが、 妊娠8週でけいりゅう流産と判断され、先週、日帰りで手術を受けてきました。 その際、静脈麻酔をされて「寝ている間に手術は終わるよ。痛くないよ」とのことで、 ネットで調べたときも「気がついたら病室のベッドの上でした」という日記があって、 そういうものだと思い込んでいて、たしかに痛くなかったのですが、 別の世界にトリップするという、人生で初めての恐怖を体験しました・・・。 この静脈麻酔は、ケタラール(ケタミン)といって、麻薬なのだそうで、 副作用として、悪夢や幻覚を見ることがあるのだそう。臨死体験とかするんですって。 後で知ったわけですが。 で、本当に本当に、悪夢を見てしまった・・・。 言葉にすると、この恐怖感は伝わらないと思われます・・・。 が、あえて言葉にすると、私の場合は、自分の形がなくなって、命?精神?そのものになって、 光と音と幾何学のミクロな、細くて、狭い世界をものすごいスピードで進み続けて、 「死」がすぐ近くにあることを感覚で感じる世界で、 「夢」みたいに曖昧な世界じゃなくて、本当に、はっきりし過ぎなくらい、はっきりとした世界で、 自分にとってそっちが現実になっていました。 で、どうやら私の呼吸がおかしくなっていたようで、 「○○さん!○○さん!!ちゃんと息して!!ちゃんと鼻から呼吸して!!!」 という看護婦さんの大きな声で無理やり手術室でこっちの世界に引き戻されたのですが、 まだまだ麻酔から完全に覚めていない私は記憶喪失状態で、 自分が人間であることすらわからず、鼻が何でどこにあるのかもわからず、 自分が一体どんな形をしているのかもわからず、 大声で叫んでいる物体(看護婦さん)が一体何で、(ぼんやりとしか見えなかった) なぜこっちの世界に呼び出されたのかもわからず、 怖くて怖くて怯えまくる・・・という経験をしました。 少しずつ人間の形を思い出すのだけど、目が二つ・・・とか形を思い出すのがすごく気持ち悪くて 吐き気がすごかった。 いろんなことを思い出すのも順番があって、「外部で作られた記憶を順番にインストールされている」ような感覚でした。 ちゃんと全部思い出してから、リナティックのこと、パパのこと、親のこと、友達のこと・・・ 大事な人を全部、いとも簡単に、顔も、形も、存在すら忘れてしまったことが悲しくて、怖くて、涙が出ました。 そしてあっちの世界の、形がない命・・・というのが、今回のお腹の中の命そのもののようにも感じて、 人間の形をしていなければ命がないわけではないのだとも感じたりしました。(これは女性にしかわからない感覚かもしれない。) 家に帰ってからいろいろ調べたら、似た体験をした人が案外いるみたいです。 実はこの手術の数ヶ月前から、私は少し落ち込んでいました。 消化しようとしたんだけど、なかなか消化しきれないことがあって。(これはまた今度書きます) そして流産。ついてないな・・・と思うことが続いていました。 でも、今回の、大事な人の存在すら忘れてしまったことが本当に怖く、 今まで落ち込んでいたことが、どうでもよくなりました。 命のあるうちに、記憶のあるうちに、大事な人のためにこの世界で頑張らなければね。 こちらの世界で形にならなかった、でも存在していたかもしれないもう一つの小さな命のぶんも 頑張らないと。 なんかオカルトチックな日記になっちゃったかな。 それくらいびっくり体験だったのです~。 まぁでも普通に戻ってますのでご安心を(^^) ↓ポチっとクリックをお願いしますクリックしていただけると喜びます にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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