形から入る。
ちょっと前の話になるですが、某冬の祭典インテでの出来事。(本当前過ぎる)りんごは、寒さ対策のため、持っているコートの中で一番暖かなvictorian maiden様のロングコート着て行ったのですよ。クラシカル系ロリィタな感じのケープ付きなのです。で、お帽子はブランド名忘れちゃいましたが、ベレーとトークンの間くらいのサイズのシンプルなものを被っていったのですね。外はそれで暖かく過ごしていたのですが、会場内でしばらくお買いものしているとやぱし白熱してくるわけで。コート着てると暑いくらいなのですよね。で、コートをエントランスのあたりで脱いだのです。髪も下ろしてたのをまとめてアップヘアに致しました。するとどうでしょう。今までクラシカルなお人形さんスタイルだったのが一転、ゴシックなお姉さんになったのですね。実は、ロングコートが重いので下にあまりパニエを入れるようなお洋服が着れないのですよ。コートの重さで萎んじゃうの。なので、パニエなしでもそれなりに可愛いものとかにする必要があったのですね。同じメイデン様のお洋服だとそれなりになるのですが、「大阪は寒いだろう」という概念が頭にあったので、ロングスカートをチョイスしたら、ミホ・マツダになったのですよ。タイトなわけでは無いけれど、それほどフレアーでもないのでコートの下でも平気なのです。上は確かInnocent worldのブラウスだったかな?(うろ覚え)網上げロングの黒いスカートに、白ブラウス。髪も上げてあったので先程とは印象がずいぶん変わるのです。で、そんな恰好で再び戦地に赴いたら、通り脇の某サークル主様が呟かれました。「ロリィタな人って下もロリィタだと思ってたぁ!」(さも驚いた様に)あり得なぁい。と発言されてたわけですよ。まあ、基本服装は揃えるものですから、さっきまでロリィタだった人がゴスになったら驚くのだろうけれど。あり得ないとはなんだ。ではここにいる私はなんなのだ?と問うてみたくなりました。やらなかったけれど。見かけ云々も大事ですよ。ええ。それは認めまする。いかんせん、りんごも形から入る性分なのでそれもわかるのです。ですが、服のことでとやかく言われるのは好きじゃないのです。だって、好きで着ているのだもの。いいじゃない?ファッションチェックしてる番組等ございますが、別に流行に乗らなくたってよいのですもの。自分の中の流行にさえ逆らわなければ。ミホ・マツダだってvictorian maidenだってh.naotoだってJuliette et justineだって他のお洋服たちだって、自分が好きだと思えば着るし合うと思えば一緒にコーディネイトしますもの。それでいいと思うのです。と、そんな事をまたも野ばらちゃんの御本を読んでいる時に思いました。脳髄まで野ばらちゃんが侵食しております。でも私は形から入る人なのです。