「異常快楽殺人」 著 平山夢明
最近、読書サボり気味です~・・クリムゾンの迷宮までは順調にはかどっていたんですが、次に厄介な本をチョイスしてしまったのが原因です。それがこの本↓ 「異常快楽殺人」著 平山夢明いつも実話怪談を書かれている平山夢明先生ですが、こちらも同じく実話です。しかし、小説ではなく海外で起こった快楽殺人事件の記録といった方が正しいと思います。有名な殺人犯7人の悪行が淡々と記されています。いつもの先生の書く実話怪談より、現実味がないはずの狂った犯行・・それが本当にあった事件だと信じたくないです。第一章 エドワード・ゲイン ~人間標本を作る男~ 母に似た中年女性を次々に襲い人体加工し弄んだ 服役中にガンで死亡第二章 アルバート・フィッシュ ~殺人狂のサンタクロース~ 穏やかな風貌を利用し400人の子供を殺害し肉を食った食人鬼第三章 ヘンリー・リー・ルーカス ~厳戒棟の特別捜査官~ 360人を殺害し現在死刑囚でありながら獄中で捜査に協力中という異例の罪人第四章 アーサー・シャウクロス ~ベトナム戦は終わらない~ ベトナムでの従軍経験が連続殺人者としての才能を生んだ 懲役250年服役中第五章 アンドレイ・チカチロ ~赤い切り裂き魔~ 53人の婦女子を殺害した元小学校教師 KGBが逮捕後、銃殺刑第六章 ジョン・ウェイン・ゲーシー ~少年を愛した殺人ピエロ~ 昼は道化師ポゴとして慈善活動し陰で少年33人を殺害していた 注射で死刑第七章 ジェフリー・ダーマー ~人肉を主食とした美青年~ 少年達を拷問の末に殺害しその人肉で食を賄っていた 好物は上腕二頭筋以上の七名です。きっとどいつもこいつも狂人です。一話目からかなりのグロテスク度で気分が悪くなってしまいました。厳しかった母親への愛憎を募らせるあまり、母に似た中年女性を加工しコップや皿にして使っていたり、女性の体の一部分を切り取って着用していた。など異常な精神の異常な犯罪の詳細が分かりやすく書かれています。ということで一話読んだきり、先に進めません・・。犯人にとっては快楽かも知れませんが、私にとっては不快以外の何物でもありません。しかし買ったからには最後まで読むぞ~!