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半熟ババァ-読書感想や欲しいもの-雲の彼方に('ω')ノ-

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2014.09.21
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マタハラ(マタニティーハラスメント=妊娠・出産を理由とした職場での不利益取扱い)訴訟が最高裁へいくようです。
 →マタハラ訴訟で最高裁弁論 妊娠理由に違法な降格 10月23日判決

「管理職だった医師が、妊娠に際して業務が軽い部署への異動を希望したところ、管理職手当をもらえなくなった」ということで、訴訟を起こしているようです。
新聞記事というのはかなり限定的な情報になってしまうので、周辺状況まで察することはできません。

妊娠中というのは、たとえ安静にしていても、危なくなるときがあります。
母子ともに順調!健康!という人もいますが、そういうのは運です。自分で選べません。
なので、危ない要素のある人は、仕事を減らしてもらったり、おとなしく家で休んでいたりするほうがいいと思います。

駄菓子菓子、人情的には、母子の生命を守ることと既得権の特別手当を欲することとは別問題ではないでしょうか。
現在の我が国の管理職なり手当なりがつく人の制度というものは、バリバリ働くオッサン向けの制度であって、妊娠・出産、育児、介護、はたまた闘病といった要素が考慮されているとはいえません。
バリバリ働ける人とそうじゃない人。最高裁に行く前に、そういう制度を設けられなかった社会もぬかっていた。

なんにせよ、ここで出る判例は、社会に大きな影響を与えてくるでござる。
(東朋学園事件のように後々語り継がれることは必至)



世間がアベノミクス/ウーマノミクスといい、女性大臣が多いだとか、管理職に女性を増やそうだとか、いろいろ言われております。
が。
日本に限った話ではなく、
 女性を優遇しようとすると、男が割を食う
  子持ちを優遇しようとすると、子どものいない人が割を食う

という事態が発生しがちです。
アファーマティブ・アクションにしてもポジティブ・アクションにしても、既にさまざまな事象があるとは思いますが、今後女性の活躍や少子化対策を推し進めると「誰かが割を食う」というケースがさらに増えるはずです。


例えば、冒頭の管理職のように、勤め人で「激務も残業代も基本の給料のうち」っていう形態の人がいるではないですか。
(管理職、店長、タスクワーク制などと呼ばれる類の。実質的なお手当。)
そういう人が残業なしで帰るのは、やはり物議を醸しだす対象になると思う。

フツーのオッサン管理職が高い給料もらってるくせにロクに働いてなかったら、他の管理職からみても不公平だし、部下だって「あのヤロー…」と思うでしょう。
現在は数少ないと言われている子持ちの女性管理職(ほかにもシングルファーザーとか)だって、同じことです。厳しいようですが。
そこに、少子化対策の効果が現れて「女性管理職・しかも少子化対策成功でばっちし子持ち」というステータスの人が、純粋に増えたらどうなるでしょう。
他の管理職からみても、手当をもらってない人から見ても、「やっぱりずるい」ってことになるんじゃないでしょうか?

女性の社会進出の話で必ず出てくる
「管理職が定時で帰っても、時間内で最大限のパフォーマンスを云々」
ってヤツ、私は半分以上絵空事だと思っております。
みんなが納得いくような特殊技能でもない限り、高い給料をもらうに見合う仕事ぶりにはならないでしょう。

時間内で最大限のパフォーマンスを発揮するのは、むしろ時短や時給制パートの人である。
周囲を見ると、時短やパートで働いているママさんがいっぱいいます。

時短の人は、フルタイム分の仕事を詰め込まれている上に、給料差っ引かれてますからねー。
そしてパートの人は、もっと働きたいと思っても、めったなことでは正社員にしてもらえませんし。

ここも人情としては、時短やパートの人がそんだけ頑張ってるのに、残業しない人が管理職手当もらうのはズルくない!?と思います。



給与体系を見直さなきゃ、こういう不公平感はなくならない。
大雑把に分けるなら、管理職だって、手当付き/手当なしとか。
全国展開の企業なんかで取り入れてる「地域限定社員」と、ちょっと似てるかもしれません。

でもそういう選択肢が出ると、現代日本は「お金もらわなくていいから、長時間労働したくない」という人が老若男女を問わず多く出そうです。
そうすると、我が国の全労働者の見直しをしなきゃならんので、すごく大変。

すごく大変だけど、全体見直しをしないと、労働人口がダダ減るわ、移民戦略は受け入れられないわで、ほっといたら全企業すき家状態になりかねません。


「すき家ほどじゃなくても、子持ち女性はもっと長時間働いたらいいと思う」
という話も出そうです餓死仮死。
「だったら男が残業なしで早く帰って子どもの世話しろよ」ということになります。
すると、高い給料もらってるくせにロクに働かないオッサン管理職が増加します。

「そうじゃなくて、託児時間の長い保育所に預けるか、シッターに頼んで、夫婦とも仕事すればいいじゃないか!」
って、思います?

あー、それは無理ですね。
受け皿がない(当該そういう保育所は滅多にない)。
そして、おそらく7時開店11時終了というセブンイレブン的保育所は、そんなに増やせない。
なぜならば、小さな子どもの体が、それに耐えられないから。

子どもだって、保育園行ってると、かなり疲れるのですよ。
シッターに預けたり、来てもらったりするのも、そう。
子どものHPが減っていくのです。

むかしの忍耐強い小学生だって、学童疎開がそうとうしんどかったらしいじゃないですか。
(親元を離れるという意味で)
だったら、現代の乳幼児なんか、もっとしんどいことになりますよ。



マタハラ訴訟の判決は、どういう方向性になるのでしょうか。
これからの子持ち管理職が、
(1)バリバリ働くつもりで延長保育もシッターもがっつり確保
(2)管理職手当をちゃっかちもらって、さっさと帰ろうする
どっちに傾くのか、今のところはわかりません。

人情としては、(1)なら労働者間の不平等はある程度解消できますし(子どもが大変だけど)、(2)ならフザけんなってところですね。
しかしながら、法の下の平等というものは、人情とはまた別の話ですね。
この2択以外にも、新たな選択肢が示されることに期待します。



↓判決は10月23日ですねボタン
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Last updated  2014.09.21 12:07:38
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