895299 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

あんどうりす の りす便り

あんどうりす の りす便り

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

りす(*^ ^*)

りす(*^ ^*)

Freepage List

Category

Archives

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

2010年07月29日
XML
カテゴリ:アウトドアの事故
晴れの日の先日、沢登りの下見に行きました。
私がやっているのは、キャニオニングというタイプ。

山岳会のものとは、タイプが違うのです。
どう違うかと言えば、泳いだり、濡れたりを楽しみながら
滝を登ったり、滑り台にしたり、自然をそのまま遊び場にしちゃうところ。

山岳会のものは、岩を
「まいて」とか「へつる」という専門用語を使うのですが、
濡れないように、落ちないように、山登りの沢版といった
感じで、だいぶ雰囲気が違うのです。

キャニオニングは濡れる事を前提にしているので、ウェットスーツなどを着て、
保温に努めます。

なにせ、沢は水温が低いのです。
ヘリの事故とは場所は全く違いますが、秩父の沢は冷たかったです。

小さな滝壺にも入りましたが、足首まであるウェットでも
10分も入っていられない感じ。

唇が紫になる、がくがく震えるなど、低体温症の初期症状です。
低体温症がすすみ、体温が34度代になると、人は意識的に行動できなくなります。
だから、泳げるはずの人が助けにいって、溺れてしまうのです。

川遊びのレクチャーの時はこの低体温症について詳しく説明しています。
山やカヌーをしている人は当然知っている知識と思っていたのですが、
まだまだ知られていないようです。

ヘリの事故の報道をみても、でてきていません。

心肺停止は結果であって、原因が滑落による損傷なのか、それとも低体温症なのか、
それを報道していただければなあとずっと思っています。

その低体温症について、尊敬する整形外科医で低体温症や災害救助のプロフェッショナル
の金田正樹医師も共著で書かれている、「トムラウシ山遭難は何故起きたのか』山と渓谷社、
おすすめです。


トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか

第一報やそれに続くものは、まず犯人さがしに忙しくなりすぎなのかもしれません。
または、自分の価値観にみあった結論にとびつきやすいのかも。。

報道にあったような衣類の不備はみられなかったというレポートも興味深かったです。
(使用方法は、生死をわけた可能性があるともありました)
結局すべてが原因で、なぜガイドが判断ミスをするような事態になったのか、
天候の分析、知られていなかった低体温症の急速な進行状況、
摂取カロリーなど各方面からのレポートがとても詳しく書かれています。

レクチャーした低体温症についてより知りたい方は読んでみてくださいね♪

写真は登った沢のラストの滝です。


さてさて、こぶたラボ主催 赤ちゃんから小学生まで川遊び実践編
無事終了しました。

お天気がよくてよかったです。

数回目のこどもたちは、今回は川筋を読む事を覚えてくれました。
岩からジャンプするのも楽しかったそうです。

冬のイグルー竃をちゃんと覚えていてくれて石でつみあげたり。

体験が確実にからだに蓄えられているんですね。
こどもってやっぱりすごい!

かわにな、黒い、釣りによく使う川虫(なんていったか名前わすれたー)
カエル。おたまじゃくし、沢ガニ、いろいろつかまえる子がいたり。

あんまり川にはいらず石を一生懸命集めるこども。

入らないと言っていたのに、ずっとつかっていた子もいました。

こどもが二人以上いても、川で安全に遊ぶ為の知恵を共有したり、
ライフジャケットがあることにより、ずっとあれだめこれだめと
言い続けなくていい、こころのゆとりを感じてくださったりと
それぞれ、親もこどもも楽しかったようで、嬉しいです。

感想を書いてくださったブログの引用です。転載の事後承諾ですみません~。
他にもいらっしゃったら教えてくださいませ♪
亜莉さんのブログより
こぶたラボ ライチさんブログより






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010年07月30日 06時11分54秒
コメント(6) | コメントを書く
[アウトドアの事故] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.