うねの幅と通路の幅
うねの幅について、育てる野菜ごとに必要なうねの幅を書いている本などは多数あるが、実際に作業できる幅について書いているものを見たことがあまりない。マルチについては尚の事だし、その通路についても同様。だから自分でその辺りは学ぶしかなかったのですが、その辺りをまとめます。うねの幅は、作業できるならばどれだけ広くてもいいです。幅が広いほど植えられるものは増えるし、土を広く覆うことで水分の蒸発抑制や地温安定も見込めますし。ただ実際に作業できる範囲ってのは、通路から50cmぐらいがいいとこです。届くだけならもっと遠くまで届くが、手で作業できるとなるとおらはこんぐらい。これが実際の作業に関する限界。うね幅100cmぐらいがおらの限界。んで次にマルチの幅の限界。ものすごい広い幅のマルチも売られていますが、幅100cmを覆えるマルチとなると幅135cmのものになります。んであまり幅が広いと、今度は持ち運びが不便。さらに一人でマルチを張るとなると、道具なしでは幅135cmマルチが限界だとおらは考えます。135cmでもギリギリぐらい。さらにおらの場合にはここに、うねをある程度『高うね』にするという事情も入ってきます。実際には通路を掘り下げ踏み込んでうねを掘り上げる形だが、高さ15~20cmぐらいで仕上げる感じ。土中に10cmぐらいは埋めるので、左右合計50cmぐらい引いて、うね幅85cmぐらいで仕上げることとなります。幅95cmマルチで幅50cmに仕上げることもありますが、正直95cmマルチの方が取り扱いしやすいのですが、土地の有効活用の点から言えば135cmマルチがいいなぁという感じです。さて通路。畑のマルチ間の通路、これはマルチを使わないならば気にしなくてもいいことなんですが、マルチでガッツリやる場合にはしっかり計算しないといけません。ポイントは、足の長さよりも幅を広く取ること。股下ではなく、靴のサイズ。なにげにこれが大事なんですよ。通路を歩くだけなら20cmでもなんとかなるにはなる。それぐらいあれば気を使うけど歩ける。でもしゃがんで作業するときには、通路の幅が足の靴の長さよりないとマルチが破けちゃいます。まぁ通路は出来るだけ狭い方が植えるエリアが増えるのですが、マルチが破けるとマルチ効果が減っていくのでね、うちでは基本幅30cmで通路を作っています。余裕のあるマルヒ農園では40cm幅と広め。昔その辺りを知らないというかマルチ経験がなかった頃には分からなくってね、25cm幅で通路を作ったこともありますが、破けまくりました。何事も経験なんです。