074775 ランダム
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鵜沼の山師

鵜沼の山師

高原都市シムラ



【シムラ】






シムラ



当初の予定では、訪れるはずのなかった街。急峻な土地にある古い街。我々の宿泊したスプリングフィールドホテルも、昔の王侯の別荘だったらしい小ぎれいな建物。庭の花も、手入れの行き届いた雰囲気。シムラの東はずれに位置するホテルから、散歩に出てみると、若い学生の姿が多い。

薬科?のカレッジがある。坂道を登っていくと、ラジブガンジーの像が立つEAST POLICE OFFICEがある。珍しく、石造りの建物で、なかなか趣がある。交通標識一覧の看板があったが、みな手描きで、規格と手描きの妙が面白い。青い天井灯を付けている車(最初はパトカーと 思っていた)が町中を走っているので、えらく警察が頑張っているなと思っていたが、よくよく見るとタクシーであった。斜面の道路にへばり付くように建っている店に、よく見ると地下に降りる階段があって、覗くと、カウンターバーの風情。まだ明るいのに、何処も一緒だ。ラム酒がお薦めらしい。
 ホテルへ戻って、裏庭に、廻ってみると、絶景。斜面に展開する街の様子と遠望する風景が素晴らしい。野生の猿が庭にやって来て、芝生の芽を盛んについばむ。人を、恐れる風でもなく、手から菓子類をもらって食べる。その内、隣の家の塀を降りたかと思ったら、ナンをくわえて戻って来て、パクパク。室内は、広々している。ヒーターが置いてあることから、地形もあって、朝晩は冷え込むようだ。室内の暖房というより、部屋中にロープを張り、洗濯物を干して、もっぱら、乾燥用に使った。


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