こんばんは
ウォーキングは有酸素運動と言われています。一般的によく使われている言葉ですが、この有酸素運動というのは、いったいどういうものなのでしょうか?
あらためて有酸素運動についてまとめてみました。
運動には大きく分けて有酸素運動と無酸素運動の2つがあります。
有酸素運動は酸素を体内に取り入れて糖質や脂肪をエネルギーに変換して行う運動のことです。
ウォーキングの他、ジョギングや水泳、サイクリングなども有酸素運動の1つです。
有酸素運動は身体に対してそれほど負荷が強くないので、長い時間続けられる運動です。これに対して無酸素運動は短距離走や筋力トレーニングなどのように身体に強い負荷がかかるので長い時間継続出来ない運動です。
無酸素運動は糖質をエネルギーとして使用し、脂肪はほとんどエネルギーとしては使用しません。無酸素運動は呼吸をしないという意味の無酸素ではなくエネルギー発生時に酸素は使わないという意味で無酸素運動と呼ばれています。
無酸素運動は効果的に筋肉を鍛えることが出来、基礎代謝を増やすことが可能です。
有酸素運動と無酸素運動の特徴(まとめ)
有酸素運動
(1)運動を長時間行うことが可能
(2)糖質および脂肪をエネルギー源として使用
(3)エネルギー発生時に酸素を使う
(4)ウォーキング・ジョギング・水泳など
無酸素運動
(1)運動を長時間行うことは不可能
(2)主に糖質をエネルギー源として使用
(3)エネルギー発生時に酸素は使わない
(4)筋力トレーニング、短距離走など
有酸素運動は脂肪をエネルギーに変換して燃焼させるのでダイエットに効果的です。
細かく言うと有酸素運動を開始してから20分程は糖質が優先してエネルギーとして使われ、20分以後は脂肪の方が優先してエネルギーとして使われるそうです。
(あくまでも優先度であって20分以内でも脂肪は燃焼されないわけではありません。)
よく言われる20分以上運動した方がダイエットに効果的というのはここからきています。
激しい運動ほどエネルギー源として糖質を使う比率が高くなりますので、脂肪燃焼効果を目的とするならば、軽めの有酸素運動を長時間行うのが効率的です。
有酸素運動を行うと血液の循環が良くなり、身体の隅々まで血液が行き渡り毛細血管を発達させます。
毛細血管が発達することで、より多くの酸素を身体全体に送り込むことが出来るので、運動効果の向上とともに、一段と脂肪を燃焼する効果も高まります。
その他有酸素運動の効果としては、心肺機能を高めるとか持久力が高まるなどの効果があります。
またストレス解消や脳の活性化、生活習慣病の予防などが上げられます。
有酸素運動の効果(まとめ)
(1)脂肪燃焼効果
(2)心肺機能を高める
(3)持久力向上
(4)ストレス解消
(5)脳の活性化
(6)生活習慣病予防
有酸素運動と脂肪燃焼メカニズム
有酸素運動を行うと、多量の血液が身体全体に行き届き、毛細血管の活動が活発になります。
活発化した毛細血管には酸素や栄養素がたくさん届けられ脂肪の中に割り込みます。
酸素が取り込められると脂肪は脂肪酸とグリセリンに分解され、エネルギーとして使われるのです。
このように軽い運動で長い時間続けられ、酸素を十分に取り込む有酸素運動こそ、脂肪をエネルギーに変える最も効果的な運動なのです。
ゆっくりと長く運動するウォーキングが、いかにダイエット効果があるかわかりましたね。
《続く》