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2014/12/04
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カテゴリ:健 康

エネルギーと脂肪

 

食べた炭水化物 → 腸から吸収されブドウ糖に分解 → 肝臓に運ばれグリコーゲンとなる → 肝臓から再びブドウ糖に分解され血管に放出 → ブドウ糖は血液中でインスリンによって細胞へ → 筋グリコーゲンとして貯蔵 → エネルギーを作る。

このように、私たちが生きるために必要なものがエネルギーで、そのエネルギー源になるのがブドウ糖ということです。生きていくためにはブドウ糖は必要不可欠ということです。

大切なブドウ糖が不足しないように、身体にためるシステムが備わっていて、使わない分はグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄えられます。

ブドウ糖は血液よって脳細胞や筋肉細胞に運ばれ、筋グリコーゲンとして貯えられたりエネルギーとして消費されます。また、肝臓に貯えられている肝グリコーゲンは、筋グリコーゲンが不足してくると、再びブドウ糖に分解され血液に放出されます。

そして、肝グリコーゲンや筋グリコーゲンがいっぱいになると、余ったブドウ糖は脂肪に作り替えられて脂肪細胞に貯蔵されます。

肥満の原因となる脂肪は、ブドウ糖から作られ、食べた脂肪がそのまま脂肪細胞に貯えられるわけではないということですね。

 

PB180091.JPG

「健康的に生きる-体につく脂肪」の6回目にして、やっと脂肪が体に貯まるのかというところまできました。

では、何故人間は体に脂肪を貯蔵するのでしょうか?

甘くてコクのあるものほど美味しく感じられてしまうことがあるのはなぜでしょうか?それはカラダが糖分や脂肪を欲しているからです。私たちの本能が要求してしまうのです。

 

有史以前、人類は長いこと「狩り」をして食べ物を得ていました。毎日きまって獲物がとれるわけではない不安定な生活をしていた人類にとって、食べたものを「たくわえる」という機能を身に付けることはきわめて重要なことでした。しかも、獲物をとるためには動くためのエネルギーが必要です。動くエネルギーがないということは死に直結します。

そういうことからも、脂肪は1gで9kcalものエネルギーをつくり出すことのできる、たいへん効率のよい燃料だということです。炭水化物やたんぱく質で同じ9kcalのエネルギーをつくろうとしたら、その2倍以上の量が必要であり、最も少ない量で大きなエネルギーを生み出してくれる脂肪は、身につけて持ち歩くにも"もってこい"の、コンパクトな燃料だったといえるのです。

花基礎的な知識ですが各栄養素1グラムあたりのカロリー量を押さえておきましょう。

   たんぱく質4kCal / 炭水化物4kCal / 脂肪9kCal

 

P7220071.JPG

農耕文化が発達して食糧を安定的に得られるようになったのは、もっとずっと後になってからのことです。私たちのカラダはその長い歴史を覚えていて、今は食べるものにこと欠かず美味しいものがいっぱいあふれているこの国に生きていても、本能的に脂肪を求め、たくわえてしまうのです。そして今や国民の4人に1人が「肥満」という事態に悩む、たいへん贅沢な国になってしまったわけです。

人間の体も、他の動物同様に、動くことを前提につくられているということですね。だから、動かなければエネルギーが余り脂肪の貯蔵量が増える。つまりそれは太るということを意味しています。

「脂肪」を知り、「太る」仕組みをきちんと知れば、賢くやせる方法は自然に見えてきます。そして、『本当に健やかで気持ちのよいカラダとは、真の豊かな食事とは』、という大事なことがその先に見えてくると思います。

 《続く》

 

 

 






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Last updated  2014/12/04 07:47:13 PM
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