カテゴリ:健 康
コーヒーが持っている効果の二つ目は「肌のシミを押さえる効果」ということで、女性にとっては嬉しい情報ですね。 シミやしわ、たるみなどは、皮膚に紫外線が当たり、細胞の遺伝子が傷つくことでできるといわれています。 シミは本来、紫外線から皮膚を守る黒褐色の色素成分「メラニン」の増加が原因ですが、メラニンは紫外線を受けて細胞内や細胞膜で生じる活性酸素でも増えます。 このため、シミ対策の基本は紫外線をできるだけ皮膚に当てないことですが、活性酸素の作用を抑える抗酸化物質を摂取することでも、肌を守ることができるということです。 抗酸化物質とは抗酸化作用を持つ物質のことで、その代表的な者がポリフェノールです。 ポリフェノールは、植物が紫外線や乾燥などから身を守るために作り出す物質で、お茶に含まれるカテキン類、大豆に含まれるイソフラボン類、カシスやブルーベリーに含まれる色素のアントシアニン類、コーヒーに含まれるクロロゲン酸、などがポリフェノールの仲間ということです。 植物は厳しい環境のなか、強い紫外線など、さまざまなダメージにさらされています。植物も紫外線を必要以上に浴びたり、ストレスが続くと体に活性酸素がつくられます。そんなトラブルから身を守り、若い細胞をつくりだす働きを助けているのがポリフェノールです。 活性酸素には酸化力&殺菌力がある為、体にたまってしまうと健康な細胞を傷つけ、深刻な病気や老化の原因になるといわれていますが、ポリフェノールはそんな活性酸素を体から取り除き、植物や動物が生きていくことを助ける働きをしているということです。
そのコーヒーの摂取量とシミの関係を調べたのは、お茶の水女子大大学院教授たちで、2年前に30~60歳の女性131人を対象にコーヒーの摂取量と顔のシミ、肌の潤い、弾力性の関係を調査したところ、1日に2杯以上のコーヒーを飲む人はそれ以下の人に比べて、シミが少ないという結果を得たそうで、「コーヒーを多く飲む女性のほうが確実にシミの発生が少ない」と強調しています。 コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)は体内への吸収率も高いといわれています。そして、なによりコーヒーは赤ワインのようにアルコール分を含まないため、手軽に摂取できるという特徴があります。 コーヒーを1日に3杯飲めば、ポリフェノール1日摂取推奨量の約半分を摂ることができますので、コーヒーは無理なくポリフェノールを摂取できる最適な飲み物だといえますね。
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Last updated
2015/10/26 07:03:01 PM
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